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新しい絵画のカタチ

あなたの身近に絵画はありますか?

dining cafe 11様にて2021年5月展示の様子
「The heart of sky」
サイズ H46.5cm × W28.5cm


私は美術系高校の非常勤講師をしているのですが、

2年ほど前に絵画の授業で表題の「新しい絵画のカタチ」というテーマを生徒達と共に考えたことがありました。

絵画との親和性を知るため、最初の授業で生徒にこんな質問をしました。

「絵を描くのは好きですか?」

ほとんどの生徒はYESと答えました。

「美術館などでよく絵画を観ますか?」

これは半数くらいに減ってしまいました。

「家に絵画を飾っていますか?」

ほとんどの生徒がNOという答えでした。

毎年多くの生徒が美術を学ぶために入学してきますが、専攻の選択において、いわゆるファインアートと呼ばれる絵画や彫刻を目指す生徒は少数派です。

卒業後美大で絵画を学んでも画家になれるのはほんの一握り。

絵が好きで、描き続けたいと思って大学に入っても、卒業後も続けて描いている人は年を重ねるほど減って行きます。

そもそも仕事として成立するほどの需要と供給が成り立っていないのです。

絵画が日本で生活の中に身近なものとして取り入れられていないということは、
どんなに才能がある子どもたちでも
将来画家を目指すという可能性も閉ざされてしまうのではないかと思います。

「絵描きは儲からない」とか「絵を描いているだけでは食っていけない」という言葉は散々私自身耳にして来ました。

美大でも絵の良し悪しや評価はされるけど、絵で稼ぐ方法は教わりません。

その事になんの疑いもなく、売れなくて当然だけど、良い絵を描けばいつかなんとかなるのでは?と闇雲に制作して来ました。


アートサブスクリプションとの出会い

Casieサイト アーティストページより


2020年のコロナ禍をきっかけに、何かやり方を変えてみようと、
アートのサブスクを運営しているCasieに登録しました。
そこで今までの作品をレンタル、販売することを始めました。

会員制の月額レンタルシステムで、
気に入った登録アーティストによる絵画を月単位で借りることができます。

まさに「新しい絵画のカタチ」だと思いました。

今まで「アートを購入する」には敷居が高かったけれど、
サブスクなら気軽に生活の中にアートを取り入れられるので、アートを楽しむ人の裾野が広がることに繋がると思います。

アーティストを目指すこれからの子どもたちにとっても、未来の可能性が広がるといい流れだと思いました。

私自身も、何年も売れない画家をやり続けて心が折れそうになりましたが
希望を捨てず、制作を続けていけるのはCasieの存在があったからだと思います。

これからたくさんの人が才能を活かせる世の中になっていくことを心から願っています。



Casieアートのサブスクレンタル、購入にが興味がある方は以下のサイトからご覧頂けます

アートのサブスクCasie(かしえ)
https://casie.jp

Michiko Tamuraアーティストページ
https://casie.jp/artists/628


アーティスト登録を検討中の方は以下へ
アーティスト登録は無料です!
https://casie.jp/artist/lp?utm_source=line&utm_medium=menu&utm_campaign=floating#artist__form

ぜひ勇気を出してアーティストの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

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