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花びらを重ねるように

【鏡花水月】
鏡に映った花や水に映った月のように、目に見えていながら手に取ることが出来ないものの例え、知覚することはできるが現実に存在しない幻。

【花びらを重ねるように歳を重ねて】 

随分前、陰陽でいうところの”陰の時代“という西洋文化や西洋占星術、西洋のマーケティング、西洋の心理学、西洋の俳優さんを登用したテレビCMの時代、

  マネジメントの神さまとか父と言われるドラッカーの“セルフマネジメント”も手法はだいたい同じく客観的に自己観察をして成果に導くように修正を重ねるものであったし、土台になっているのは“帝王学”でした。

 

20年前の能開セミナーで良く聞いたのは 

 STOP.   LOOK.  CHOOSE.  STANDO。 

 私はこの4つを“自己観察”という手段で徹底的に行動で体験に叩き込まれる育成プログラムで育てていただいた。 

止まって、見て、選んで、立場をとる。


これに最初の頃は記憶してるところでは2週間かかった。

止まれないし、止まりたくないし、見れないし、見たくないし、選んでるっつーの(ㆀ˘・з・˘)と思ってるけど、周りには選んでないってフィードバックの嵐だし、

選んで決めてると本気で思ってるけど、全然ズレてるから結果もズレたものが手に入ってるけど、それも見たくないし、何も認めたくなかった!笑

それでも、“一番になりたい”っていう欲しいものは明確にあったから(その時なりだけどw その根源も今思うとなんて浅はかな!ってちょっと恥ずかしいけどw)

日々の完了表をつけ日々訂正をし、翌日の行動プランを明確にして、必ず日々の目標を達成するまでやる、という体験で。 

 でも根本的に捉え違いをしていたから、それは夢の実現のためではなく、

その集団の中で高い評価を得るためのものであったことに気がついた時、一度その価値観を手放しました。


 それでも染み付いた自己観察の会話。 

 もちろん、この認知と行動の繰り返しのトレーニングのお陰で、

今も“本当にやりたいことは何か”と自分に問いをもって生きていられます。


 振る舞い方、思い考え方、感じ方。

 感じたくない感情が湧いてきて支配されそうになる時、“今”この瞬間、自分自身と向き合って、

『何が欲しいですか?』って自分と欲いものダイヤード。

色んなことが置けるようになってきた。


お勉強嫌いだった私が根性据えて夢の実現のために半年間お勉強して国家資格を取ったご褒美は、

認知行動療法の分野を、精神医学から見た世界と、脳科学から見た世界と、

  両方をその分野の権威から学ばせていただけるチャンスを頂きました。 

 



“何をして生きていきたいか” ここに来るまでに40年かけたw 

この40年が絶妙に隠し味になって、 

例えばとてつもなく美味しいカレーを再現しようと思ってもどのスパイスが使われてるのか全てわからないとほぼ同じ味のカレーは作れない。仮に全ての条件が揃っても同じカレーが作れないのは作り手の個性や愛情で少しずつ味の出方が違うからその作り手のバックヤードって大事、なのと同じように、

手法や知識をどれだけ詰め込んでもその“味”の出具合は『生き方』で決まる。


以前、実践するドラッカーのセミナーを受講していた時に引っかかったフレーズがある。

『何をして名を残したいか』。


この時すでに『ん?』と思ってた。

『名を残す?  、、、いや、名を残したいわけじゃないんだけど、やっぱ名を残したいってくらいハングリーじゃないと実現ってできないわけ?』

って思っていました。


何年も頭に浮かんできました、『何をして名を残したい?私は。』


全然ピンと来なかった。その結果、お師匠様に「どうなりたいの?」と聞かれた時に、涙しながらお伝えしたのは「先生私、黒子になりたいんです、人を輝かせる黒子になりたいです。」

丸2年前、私は黒子になりたいとお伝えしました。名を残す気なんかない。


2017年に帝王学を学び始めた頃は、トレーニングちょうど12年目くらい。私が繰り返し受けてきた『概念の発見と受容』を主としたトレーニングで、それは目標達成するために中断が起きる原因を発見して、その根源は幼少期の体験から生まれた概念にあるとして、言語に注目し、“今”起きている事象に対する感情体験を完了させることでそのクリアリングをして本来の目的に戻し、目標達成に集中して向かわせる。というものでした。

60名の集団研修は3ヶ月に一度、2日間泊まりの研修は年に2度、私はそれで足りないなかなかの問題児でw トレーナーの先生に特別に月に2度、マンツーで面談をとってもらっていました。それを私はその過酷さから“直面トレーニング”と呼んでいましたw  甲斐あって沢山の激痛と一緒に鎧が剥がれていくような体験をたくさんして気付きと成長と実績を積んでいきました。

6年目からは参加者ではなく創り手側として、参加者に関わるようになりました。アシスタント初回。どれだけ縮んでいても気配が消せず『黒子』が出来ず(笑)、要領悪いからスクリプトも出来ず、なんかガチャガチャしてるからって最終的にドア外担当の会場アシスタント落ちこぼれがw 

1番本領を発揮したのはグループアシスタントで参加者さんに関わる時でした。特に気合いが入ったのは、2日間泊まり込んで担当グループの参加者さんに『人生の出来事』を一緒に振り返りながらいつからその“概念”で生きてきたのか、どんな出来事がその『生き方』を決めてきてしまったのか、一晩かかっても全員が“自己体験を見る”ことを始めるために全力で全霊で向き合いました。とてもパワフルな方々だから、私も全ての力を使って。

この2日間が終わったらこのグループの人たちは“自由にシェアして可能性に一歩踏み出している状態”が手に入っている、というのが私がグループアシスタントでよくコミットしていた言葉でした。今思うと、私が1番欲しいものだったな。(笑)

沢山の方に関わらせて頂いて私も一緒に成長して、たくさんの出会いと別れを繰り返し、いつしか私は『共に』共に、、、というようになっていきました。

共に 夢 実現。

それでもそんなに簡単に夢は実現できません。時代も変わるし人も変化する。時の流れは時々残酷でした。


最後に私がグループアシスタントをさせていただいた時にコミットした言葉は

『私が創り出す状態は、自分の存在を慈しみ可能性にキラキラしてます。』

『そのために私の感情を止まって見て脇に置き、誠実に鏡になります。』

でした。2018年6月。これが最後だと思ったら私の全てをここで使い果たしても構わないと思いました。

それくらい、人の人生に本気で関わることに生き甲斐を感じていました。


離れてもうすぐ2年。


『何をして生きていきたい?』

いつも自分にその質問。


何をして生きていきたい? 人の人生に関わって生きていきたい。


とても掴み所がないことだから

 今までの体験学習を今度は根拠のあるところに一致させながら、

たくさんお勉強して、私の成し遂げたいことをどう形にするかはこれから。


今は二等辺三角形の底辺にいる感覚。横一線、実現に必要な事柄を一所懸命やる。


人から見たら“一つに絞ったら?”とよく言われる。


私にしてみたら元々行き先は1つ。


二等辺三角形の先っちょに実現したいことがある。形はその頃、自ずと見えてるでしょう。

今はその過程にある、色んなことを形にしたい。


お化粧品の開発や、医学的根拠を持つ自律神経を整える新しい技術の開発もしたいし、美容健康に携わる人たちの育成プログラムも作りたい。

女性就業支援も夢実現プロジェクトも最初に見た完成図まではやりたいし、


そういうの全部出来たら、結構“元気な人”が世の中にだいぶ増えてると思う。


健康な人、笑顔な人、やる気に満ちた人、愛情豊かな人、行動する人、人を助ける人、


自分を愛する人。



この記録はその実現の経過観察w 


 さて。 


花びらが重なるように人と共に歳を重ねて 

大輪の花を咲かせよう。


 

【みんなそんなに変わらないんだって】 

人との関係に悩んだり、
自分で自分のことがわからなかったり、
一所懸命努力しているのに報われなかったり、

きっと諦めたいことなんて山のようにあるだろうに

今こうするしかない

って、見ないようにしている"現実"。

 もしその見たくない"現実"すら一瞬で変えられる魔法があるとしたらそれは

脳の認知。を変えること。

 『気付き』が“変化”を生みます。

 愛でるといえば通じる?慈しむといえばわかるのかしら、、、

私の言葉で言うと

自分が自分を応援するということ 。

認知行動療法では愛という言葉は使わないけど、

私はその関わる方々も教えてくださる先生方々も、ご自身と向き合う対象者の方々も皆その根底にあるのは

"愛"

だと肌で感じる。

昨日お会いした先生方は私の本能が『好き♫』と反応していましたw

 ''応援"

自分も相手も。 

そうやって患者さんと向き合って、仲間と為されてきた方々に思えました。

 

少なからず私はそうやって、

自分を愛するということと、 大切な人を愛するということにチャレンジしてきました。苦手だったから。


 木が一つの葉っぱにだけ栄養をあげることが出来ないのと同じように、
私が私を応援している時、
きっと目の前の人の人生も同じように応援している 
全ての葉が枯れるのに、たった一輪の花だけが咲くことはないように、
私が私を愛せない時、
きっと目の前の人の人生も愛せないでいる 


なぜあんなに、ラグビー日本代表が日本人の熱い心を湧かせたか。

彼らを応援しているエネルギーそのものが、

その行為行動こそが、

その情熱が、

応援する人たちその自身を熱く熱く信頼し応援している瞬間がそこにあったからだ。

と、私は思う。

今日本人が求めていることはそういうことなんだと思いながら見ていました。

熱くなれる何か。を、皆、求めているのじゃないかと。


 【目を閉じた時に見えるもの。】

 医学的根拠が精神医学、脳科学にあって、
東洋哲理でいうところのことも、西洋心理学でいうところのことも、
全ては皆、等しく『人間』という生き物だから、
多少の違いや個体差はあるけれど、 世界中“心”に関することは等しく広められて行くんだなーと思う。

帝王学陰陽五行論塾はなんとNY塾でとうとう外国人の方がご入塾されて学び始められたそうだし、

今世界中で東洋哲学が研究され、特に仁徳、義徳、礼徳、と“道”タオに関しては沢山本に書かれるようになり、世界中で読まれているらしい。

一万円札になる渋沢栄一さんの『論語と算盤』の普及率は一気に加速しているし、

世の中は散々便利になってつまらなくなってきた結果、情熱や“心”を求めているように私には見える。


ノートルダム寺院が焼けた時世界中に人が嘆いた。

その姿がたとえ朽ちても“美しいもの”の価値は世界共通だから、

『美しい生き方』も世界共通だと思う。


脈々と受け継がれてきた人類の叡智、何を分ける必要があるものか、、、。  

 

韓国の映画がアカデミー賞を受賞した。

彼が何に人か、どこの映画か、

なんてもはや関係ないのは

『脳が創りだす世界』は、人種や文化の枠を優に越えるほど"核心"なんだと思う。

 思考することってそんなに心を震わすようなエッセンスない笑笑 

でもその映画だって、1人の監督の脳内で繰り広げられたものを私たちは映像という手段を介して共有してる。そして心を動かさせた結果、

世界が変わった。 


たった一人の人の見た世界が、人類が共通して見る世界を変えた。 

目に見えないものは、永遠にどこまでも伝わる可能性を秘めている。

 


【似合うか似合わないか?笑】

 私が理論的なこと言ったら『似合わないですよ』とか『らしくないです』って言ってがっかりされることがあります笑笑 

セラピストで施術してる時と、育成の時と、お勉強してる時は、それぞれ全部別人に見えると思う。

自分でもどれでもいいw 

その時々必要に応じて自動的にスイッチが入ってるだけで今はもう意識してない。時々スイッチ切り替え間に合わなくて、相手をびっくりさせてしまうことがある。w

特にトレーニングや治療を受けてなければ、感じてることと考えてることの区別をする習慣はないから、 人からは受け入れられにくいかもれないけど、

決して演じてるのではなく、嘘でもなく、いろんな自分を発見して、両方あっていいって知ると色んなことが受け入れられるようになる。 

 矛盾と思うことも矛盾じゃなくなる。

って私は思ってて、感情的な私と、論理的な私と

両方私。 


陰陽五行が面白いのは、そうやって今まで発見してきた沢山の私のエレメント全てが、なんとその宿命表というエネルギーやバイオリズムが感じで羅列されている紙一枚に書いてあるからだ。“まじか!”と思いましたw

認知出来ている自分の思考傾向や行動傾向がほぼ当てはまっていて、むしろ外してるところがなかった。これはきっとどれくらい自分を客観視してきたかの量によって無自覚に行われていてピンとこない人もいると思うけれど、2500年前の科学者が研究してつくった理論と、2500年経ってここ50年で概念化された認知行動療法で発見した自分の自動思考や行動傾向が大体リンクするのを見て私は最初に

『ダビンチコードみたい!!!』と一人で興奮していました。w


私の表現が情緒的で感情的なので、私が理論的なことに関心を持ってると違和感があるのかもしれないけど、

そもそも理学療法的な技術をお客様に提供するにあたり、なかなか理論的なことは好きですw

データで証明されてるものも好きw


ちなみに、認知行動療法を取り入れた患者さんと、取り入れず投薬のみの患者さんのデータを取ったら1年後、認知行動療法を取り入れた患者さんの70% もの方が精神疾患の症状が改善された、というデータがあるそうです。


そのお話のあと、松岡先生と仰る、まだお若く見受けられましたがとても安心感を感じた先生で、もう少しお聞きしたいことがあってお声かけさせていただきました。『アトピーや敏感肌で心を痛めている方への認知行動療法を加えた肌改善の取り組み』とセラピストの教育に認知行動療法を取り入れたいということをお話したらとても興味深いと言っていただいて、その時私は一つ確信が持てました。まだ誰もやっていないんだと。


もちろん精神医学では、心に塞ぎ込んで圧迫されていると、その反動で身体に反応が出ることは当然のことで、皮膚に関することはたくさん研究がなされているし、お薬の開発も当然痛みの緩和は脳へのアピローチだし、帯状疱疹や蕁麻疹は同じ皮膚でも美容の範疇を超えるもので、私たちの手に負えるところではない。けれど、肌へのコンプレックスを心理的にケアする事で症状を緩和する具体的なものがまだ民間でそれが仕組み化されるまでに降りてきていないのだと思いました。


“知る”ことが増えるたびに可能性の花びらが一枚一枚、折り重なる、彩りを増して。



 【自分を信じる】

 人から見てどう見えてるかわからないけど、楽しい。

心と身体と脳 同時に学ぶがら面白い!

それでいい。 

私がリスペクトする全ての方々に共通すること、
それは
『自分を信じる』という姿。 

 そのようになりたいと思う私が今信じる『方法』は、"学ぶ"ということ。 

それが素晴らしいどなたかにとって例えばもし滑稽であっても、私は私が学びたいと思ったものを気が済むまで学ぶ。

 それが、帝王学という心理的世界であり、認知行動療法という科学的世界であり、生理学解剖学という肉体的世界だというだけのこと。 


 もう一つ夢が出来ました。
生きていらっしゃる間に会いにいきたい人。 

"アーロン・ベック"という一つの『真実』を世に生み出した方。 

その人生の全てを費やして、世界中の"概念"の根拠を生み出した方に、
もしお会いできることがあれば伝えたい。

 "きっと何十万人では足りないくらいの方々の橋渡しの末に私はこの理論に出会って、生きる目的に巡り合いました"ってありがとうって伝えたい。

こんな末端まで届いてるよーっ!って伝えたい、喜ぶかはわからん笑

でも伝えられたら私にもきっと"意味"が生まれる。 


 【信じる力と可能性】

 認知行動療法の礎にあるもの、それは
『可能性を諦めない』こと。

否定的に聞こえるかもしれないけど、どんなにもう無理って時も、まだ可能性を見て、現実と理想のギャップに目を向けて、ありとあらゆる可能性を創作すること。

あなたは1人じゃないってこと。 

それは、一人一人の心の底に眠る"帝王学"そのものだと私は思って、 

それは『私が源』という人生を生きることと同じだと私は思って。


 だから私の中の真実。

 『愛は可能性を育み情熱が夢を実現する』 

 ほんの40年ちょっとの未熟者だけど、私の人生の体験たちをもしどなたかのお役に立てるなら、熱く伝えたい。 

これから先も『ほらね、やっぱりそうでしょ?』って確信にしていきたいこと。

その"愛"もまた、100人いたら100通りの"愛"が存在するから、なんて豊かなんだろう。


 夢を実現された方、アーロン・ベック。
98歳のおじいちゃん。
身体はもう自由に動かないけど、"私の思考がしっかりしている間は、、、"って今も熱く伝えたいことを伝えていらっしゃるんだって。

そんなふうに生きていけたら幸せだなって思う。

 夢はやがて目標に変わり、目標がいつか真実に変わった時、気付いたらきっとまた次の夢を見てるのだと思う。


 私も、いくつになっても未来にキラキラしているおばあちゃんになりたいな。     


2020年2月18日

庚子  戊寅  辛卯 

美知子

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