見出し画像

新卒2年目が自ら社長に企画書を出して、YouTubeチャンネルはじめました。

この記事は、フィードフォースグループのアドベントカレンダー8日目の記事です。

昨日は、アナグラム株式会社クリエイティブチームの仙波さんが、クリエイティブチームの立ち上げでの学びについてお話してくださいました。
新しいことを始めるときって、周りからしたら何しているかわからなかったり、聞いていいことがわからなかったりするので、いろんなことを明確にして、相談のハードルを下げるってすごく大事なことだなと思いました。

めちゃくちゃ勉強になるので、まだ読んでない方はぜひ!

さて、昨日は新しい取り組みを定着させたあとの学びの記事でしたが、今日は新しいことをはじめましたという意気込みの記事です。

仙波さんから、ちらっとご紹介があったのですが、わたしは今年の夏から会社である大きな挑戦をさせていただいています。
それは、YouTubeを使ったマーケティング活動です。

「App Unityチャンネル」では、ECや店舗のマーチャント様に向けて、OMOと呼ばれるオンラインとオフラインを融合した考え方・施策の情報や、EC運営Tipsを発信しています。

実は、YouTubeを運営することは、わたしが新卒で入社して少し経ったころからずっとやりたいと思っていて、いつか絶対やってやると密かに野望として掲げていました。
そのため、YouTubeの本を読んだり、フリーランスで活動している知り合いが担当するチャンネルで、サムネイル作成のお手伝いをしながら、企画や動画の作り方、分析などをいろいろ学ばせてもらっていました。

なんでやりたいと思ったのか?、それをどうやって実行したのか?、実際やってみてどうなのか?
まだ始めて数ヶ月で公開数も少なく、これといった成果も出せていないのですが、今だからこその想いを少し綴って見ようと思います。

なんでYouTubeなのか?

わたしが、YouTubeをつかったマーケティングをやりたかった理由は、大きく2つあります。

1つ目は、しっかり回せばマーケティング力がかなり高いチャネルになる可能性を秘めているのに、まだ参入企業が少なくブルーオーシャンだと思っていたからです。

実際にYouTubeのマーケティングがうまくいっているBtoB企業の実績を聞いたところ、YouTube経由の問い合わせは月に数十件きていて、しかもそのほとんどはよくYouTubeを見ている視聴者なため、サービスのことや会社のことはすでに知っている状態だと聞きました。
そのため、インサイドセールスが電話をかけると、ほとんどの人が「いつも見てます!」から入ってくれてすごく話やすいと聞きました。

わたしは、新卒で配属されて最初の仕事がインサイドセールスでしたが、電話が苦手だったうえに、電話する相手もサービスのことを知らない人ばかりで、短い電話でサービスの説明から相手のほしい情報から、何から何まで説明するのがかなりキツイと感じていました。
そんな状態で、先述のような話を聞き、サービスとしても動画と相性が良さそうだし、自分を楽にするのはYouTubeじゃないか?と思いました。

そこから、いろいろ調べてみて、会社全体で注力している「EC」全般を扱うトピックだったとしても、そんなに競合も多くなく「これはいける!」と感じていました。

このように、ECという結構大きな市場でも、有名なチャンネルはごく一部で、動画のトピックも限られていて、まだまだ狙っていける場所だと思います。

YouTubeをやりかった2つ目の理由は、多くの人が簡単に有益な情報を手に入れられるような仕組みを作ったり、自分が発信者になる仕事がしたいと思っていたからです。

これは、学生の頃にスタディサプリにお世話になった経験からきています。スタディサプリは、経済的な理由で塾に行けない学生を、そこらの塾よりも質の高い授業を見放題で低価格で提供して、志望校に進学させることのできる革新的な素晴らしいサービスです。

スタディサプリに出会ってから、わたしもこんなに素敵なサービスを作る側の人になりたいとずっと思ってきました。(詳しくは別のnoteに…)

もちろん、サービスとして利益を得る仕組みを作れたらいいですが、サービスを売るためのマーケティングの一環として、多くの人が「役に立つ!」と思える情報発信をすることでも、わたしのやりたいこととは一致していました。

そんな中で、YouTubeでの情報発信というのは非常に相性がよかったのです。今の時代、動画でパッと情報収集をする人は確実に増えており、動画だと記事よりも伝えたいことが伝わりやすいケースが多いです。また、量産もしやすいと思っていました。そして、何より、スタディサプリは動画のサービスなのです!(笑)

そんなこんなで、YouTubeはずっとやりたいやりたいと思っていて、時々やりたいことをいろんな人に言っていたのですが、なかなか前例がないのと担当職種の仕事とかけ離れていたのでGoサインがでるような状況でもなく…。

でも、野望は消えずだったので、うちの会社でやるならどうしたらできるだろうということばかり考えていました。

文章が長くなったら、目の保養で画像を入れるといいと教わったので
9月に登った富士山からの絶景を載せておきます。
富士山はいいぞ。

チャンスは突然やってくる

「チャンスは突然やってくる」とは本当なんだなと感じました。

2年目に入り、いろいろあって新規事業を探索するチームに入って動いていた中、フィードフォースが注力しているECプラットフォーム「Shopify」とYouTubeが連携するというリリースがでました。
具体的には、ShopifyとYouTube間で商品データを連携して、商品を紹介している動画やライブに商品情報を紐付けて活用することで、その商品を画像つきで見やすく表示したり、商品詳細ページにすぐに遷移することで購買しやすくするものです。

リリース後から、かなりSNSで話題になっていて、動画サービスを提供している会社には、数日後にはすでに何件ものお問い合わせがきている状態でした。
これを受けて、社長の塚田さん発案で、フィードフォースでもサービスを考えることになりました。

情報収集をしていくと、YouTube、もっといえば動画に非常に可能性がありそうという話になりました。そこで、自分たちでもYouTube回してみるのもアリでは?と少し話が上がったのです。

これほどのチャンスはない!!やるなら絶対わたしだ!!と思った瞬間、気づけば企画書を書いて、Slackで直接社長(塚田さん)に提出していました。すると、定例でディスカッションできることになり、やってみようかという流れになったのです!

ただ、もちろん会社として世に出すからには、クオリティを担保できることが条件でした。
そのため、自分ひとりだと知識不足で厳しいのでは?という話も上がって頓挫しそうになりましたが、イオンネットスーパーの立ち上げなど、実際にマーチャント側に立ってバリバリ活躍していた水野さん(大先輩)が手伝ってくれることになり、企画に関して一緒に考えてくれて何とか進みました。

動画編集もまずは自分でやることになりましたが、今までずっと動画に関わってきた経験があったので、見様見真似で作ってみてなんとか世に出せるレベルに完成。

そして、企画書を出してから約2ヶ月後、1本目の動画をアップすることができ、本格的に「App Unity」チャンネルがスタートしました。

記念すべき1本目の動画
撮影、編集、サムネイル作成を全部担当した。企画は水野さんと一緒に考え、構成を練った。水野さんは神です。

考えるのは簡単なのに、やってみたらすごく難しい

1本目の動画はびっくりするぐらい大反響でした。動画再生数は、100いけば大歓喜!ぐらいに思っていたのですが、なんと1週間で300ほど回りました。また、後日イベントで会った初めましての方にも「YouTube見ました!よかったです!」と声をかけていただくほどでした。
(すべて弊グループ会社の権威ある方々のシェアのおかげです、ありがとうございます…!)

これで勢いがつき、チーム内でもどんどんやっていこうという雰囲気になりました。わたしも、ここまできたら、考えていたものをどんどん形にして量産して、PDCAを回していくのみだ!と思いめちゃくちゃいきこんでいました。

でも、思ったより簡単じゃなかったのです。

企画をしても内容に関して「それって大丈夫?」と跳ね返ってしまったり、動画を作っても、画質や音質の問題でボツになったりと、一番はじめに出してから1ヶ月半が簡単に過ぎてしまいました。

考えているのに、形にするだけなのに、こんなにも難しいのかとめちゃくちゃショックを受けたし、初速が大事だと思っていたので何も進捗が出せない状況にすごく焦りました。

幸い、水野さんがたくさん企画を考えくださったり、他社コラボの話をもってきてくださりして、今はストックも増えてきて、やっと軌道にのり始めた感があります。何よりもスピード感を大事にしていたつもりなのに、ここまで来るのに企画から4ヶ月もかかってしまいました。

どれだけ考えていても計画を立てていても、思ったようには進まないんだなと身を持って感じました。そして、これからも、いや、これからのほうが、きっとうまくいかないことばかりなんだなと思います。

それでもやっぱり思うのは、やりたいと思っていたことを前に進めることは、本当にたのしいです。

文章が長くなったら(以下略)
会社の先輩方と日光の中禅寺湖にSUPしたときの写真を載せておきます。
SUPはいいぞ。

仕事をたのしくするのは自分自身

まだまだ全然成功しているとはいえないフェーズで、しかも成果が出るのに時間がかかる仕事なので、とにかく続けることに価値があると思っています。なので、全く偉そうなことは言えないのですが、それでも1つこの経験を通していえることは、仕事をたのしくするのは自分自身だということです。

わたしは、本記事でもずっと話してきたように、YouTubeをいつか絶対にする!と決めて、常にどうすればいいのかを考えていました
考えていたときは、マーケティングに関わっていたわけでも、App Unityに関わっていたわけでもなんでもありません。
でも、やりたいからやれる方法をずっとずっと考えて、ずっとずっと準備をしていました。

なので、チャンスがきたときに、誰よりも早く手を挙げられたし、早く企画できたし、クオリティも担保できたと思っています。

もしも、やりたいなと思うことを、「職種も違うしこの環境だとできないな」と思って諦めていたら、チャンスがきても何もできなかったと思います。

今はYouTubeをしていてすごくたのしいです。もちろん、YouTube以外にも仕事はたくさんありますが、すべてはYouTubeのネタになる可能性を秘めています。しかも、以前よりもずっと実現可能性が高いのです。
そう考えるとすべての仕事がキラキラしてみえます。

やってみたいことを考えて実行して続けていく、すごく単純だけど、これが仕事をたのしくする秘訣なんだろうなと思います。

最後に

今は、より多くに人に動画を見てもらえるようにGoogleに最適な機械学習をさせることと、視聴者さんから実際に役に立った!といった声や、動画で紹介していたことを実際にやってみたいと相談がくることが目標です。それがないとやっている意味がないので、「やりたい」が先行してしまわないように、本気でマーチャント様のことを考え抜いていきたいと思います。

もしも、「こんな話を聞きたい!」というご要望がございましたら、お気軽にご連絡ください!「こんなトピックも需要あるんじゃない?」も大歓迎です。

マーチャント様にとっても、App Unityに加盟いただいている企業様にとっても、めちゃくちゃ価値のあるチャンネルに作り上げてみせますので、みなさんこれからApp Unityチャンネルをよろしくお願いします!!

明日は、来年入社の23卒内定者で現在インターンとしてがんばってくれている杉野さんが担当してくれます。
アドベントカレンダーってだいたい「何か書きます」と言って日にちの枠をとるのですが、杉野さんは「何か書きたいです!」というとっても意欲的な表現で書いていて素敵だな〜と思いました。たのしみです!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?