612/1096　どうやって「祈る」の？

吾輩は怠け者である。
しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、そう夢見る己を幸せにしようと決めた。３年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で612日。
（この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。そのあと点線の下「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。）

６１２日目。今日は寝不足で、しかしとても元気な日。なぜ寝不足なのかというと、絵を描く練習をしたくて睡眠時間を削ってしまっているからだ。

どうにも楽しくて、自分が眠らなくても良ければいいのにと思ってしまう。仕事もしっかりやりたくて、絵も描きたくて、音楽も密かにやっていたい。もちろん目的や野望や夢があるわけではなくて、ただ楽しくて向かってしまうだけなのだけど、ジレンマや苦悩を味わいながら、それも含めて面白くて熱中してしまう。

昔のわたしだったら、こうなったときに毎日投稿も寝食も忘れてしまっていたと思うけれど、今はそれをしない。

６００日を過ぎて、わたしはもう自分との約束を守ることの大切さや、それによる深く静かな喜びを知っている。だから、衝動に任せてこれを失いたいとは思わないのだ。今日もブログはブログで楽しんで、終わってから絵を描こう！

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みなさんは、日頃からなにかに対して祈る機会はありますか。
祈るってどうやるの？と聞かれたら、なんと答えますか。
今日はわたしなりの感覚をシェアしてみたいと思います。

わたしが花を見たときに、わたしが感じられるものは
「花を見たときに自分自身に起こる反応」です。

わたしが海を見たときに、わたしが感じられるものは
「海を見たときに自分自身に起こる反応」です。

どんなにそこから逃れようと思っても、わたしたちは自分に起こる反応しか感じることができません。

世界のなにを見ても、どんなものに触れても、それに対して自分自身が起こす反応しか味わうことができません。

わたしたちが、世界を観察し経験する者である以上、そこはどうにもならないことなんですよね。

つまりわたしたちは、生きている間ずっと、自分自身を観ているわけですが、それは世界はどこまでも自分の延長だと言い換えることができます。

なので、わたしたちは他の人がなにを感じているのかを、実際に体験して知ることはできません。

でも、誰かを思って、

花を見たらきっと、綺麗だと思うだろうな。
海を見たらきっと、良い気分になるだろうな。
病気が良くなったら、きっと嬉しいだろうな。

・・と、思うことはできますよね。
もちろんそれも自分の想像でしかないのですが、その自分の想像の中で、「他の人が良い気分になることに疑いのない感じ」を持つこと。

自分の世界の延長に、きっとこれが起こって誰かがこんなに良い気分を味わうだろう、という希望にまったく疑いをもたずに味わうこと。そこに良い気分で近づく瞑想のことを、祈るという行為なのだとわたしは思います。

あくまでも、世界は自分の延長だというところが起点になっていると、祈りの力や大切さが実感できていいですね！

（ちなみに、逆に「きっとこれが起こって誰かがこんなに恐ろしい気分を味わうだろう」ということに対して、自分の中から疑いをなくしていくのが呪うということです。昔の人は五寸釘の呪いは失敗すれば自分に降りかかると言ったのですが、あくまで自分の意識の延長上にそれを起こすので、呪えば呪うほど自分が同じような恐ろしい目に遭ってしまうんですね！(;_;)）

最近はコロナのこともありますが、成功を煽るもの、たとえば億単位で稼ぐことや、パートナーに財産を作らせる方法などに触れることから乗じる、迷いや苦しみも広く蔓延しているように思います。

欲を煽る情報に触れてかえって辛くなってしまった人は、視野を広げたり、選択肢を見直したり、まっとうで温かい暮らしをする大切さに引き戻してくれる良き情報に触れてみてください。そして、自分の中に善良な祈りを野草のように咲かせていましょう。それはわたしたちにとって、心のなかにも、物理現実にも、最良のものとして現れてくれます。

それはもちろんもしかしたら大量の現金かも知れません！(笑)でもそうではなく、とても優しい生涯の親友だったり、最高の趣味との出会いや、大きな気付きや、静かに現れた愛とともにある安心かもしれません。

お給料が億になると幸せなのではないし、自分でビジネスをやれば幸せなのではないし、次元が上昇したら幸せなのではありません。

意識や視野は広げるものなので、低いか高いかで幸福度が変化するというものではありません。たとえば人や自分の清いところと、とても怖くて醜いところ、両方知りながら統合しながら広く観られると、そのぶん宇宙を見るパノラマが広がるというだけです。さらに、それが偉いわけでも高いわけでも幸福なわけでもありませんよね。なにかが幸福の「条件」に見えたとき、それらはすべてウソなのです。

サラリーマンの人はダメだとか、普通の人はダメだとか、あなただって億で稼げるだとか、次元が低いと不幸になるだとか、そういうことに惑わされずに、「自分にとって、多くの人にとって、きっと良い気分になれるだろうと思える素敵なこと」に意識を向ける時間を持ちましょう。

意外と(笑)自分にも、こんなに善良な思いが意識の中にあるんだな、それならたまには目を向けよう。とやってみるのは、自分と世界へのベストの「祈り」です。なぜ億で稼げないんだ～～などと気に病む時間を持つよりも、ずっと良いものとなって、自分のところへ帰ってきてくれます。

わたしも、今の現実こそが「ほれ、お主の今の状態はこうなっておるんじゃよ」と完璧に見せてくれるメンターであり、最高の先生だといつでも覚えていたいと思います。

そうして自分や世の中の色んな面を観ながら、自分なりの祈りを持っていましょう！それが自分や、自分の世界の延長から最良のものを引き出すコツなのですね！

というわけで今日は、「祈り」についてのわたしの感覚のシェアでありました。地味～な文章だけど、ほんとうに良きことについて書いたなあ！と、勝手に悦に入っております。どなたかにとって、有用なものでありますように。それではまた、明日ね！！

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壇珠