見出し画像

2023.9.12 2024年問題請願審議、自民・公明、政治家の説明責任放棄 反対討論なき反対

2023.9.12(火)#三鷹市議会

5請願第2号 「2024年問題によるトラックドライバーのさらなる処遇改善のため、貨物自動車限定の高速道路料金負担の見直しを求める意見書の提出を求めることについて」
紹介議員、野村羊子議員

政治家ならば、説明責任があるはず。 
反対ならば「何故反対か」議会の場でしっかりと理由を述べてもらわなければ、納得できるはずもありません。

まちづくり環境委員会・構成
土屋健一(委員長/自民クラブ)
小幡和仁(副委員長/民主緑風会)
吉田政利(自民クラブ)
佐々木和代(公明党)
山田里美(都民ファーストの会)
紫野明日香(日本共産党)
半田伸明(無所属)

【採決結果】
賛成2(小幡、※紫野)
反対3(吉田、佐々木、※山田)
★賛成少数 否決・不採択
注:※は討論を行った委員
 半田委員は、一身上の事情により委員会を欠席

自民クラブ・吉田政利委員、公明党・佐々木和代委員、反対討論なき反対
____________

共産党・紫野あすか議員
賛成討論

物流に関わる2024年問題は、時間外労働の960時間上限とする労働時間の規制と改正改善の基準告示が適応されることで働き方改革としては一定の効果はあるものの、労働時間が短くなることにより輸送能力が不足していくことが懸念されています。また、現在、トラック業界ではドライバーが不足している実態があり、人手不足の中、 更に働く時間を短縮するために運転の高速80キロ制限の引き上げも検討されていますが、スピード規制の引き上げは精神的、肉体的にもドライバーを圧迫させるものであり、安全性にも問題があると考えます。労働時間短縮はもちろん必要ですが、例え時間短縮となっても安心して働けるための給料を保障することや、働く方達の処遇の改善は必要不可欠であり、これらの課題を解決しないまま、労働者の犠牲の上にこの改正を成り立たせることは問題であると考えます。また、高速道路は運ぶ側が高速道路料金を負担している前提があるため、 経費削減のために高速道路を使わないことが多くなっています。 これでは余計に長時間労働に繋がってしまいます。労働者が安全で健康的に働く権利を守る事、労働時間が短縮となっても十分な賃金の確保、処遇の改善が必要であると考え、本請願に賛成いたします。

_____________

都民ファースト・山田さとみ議員
反対討論

物流が大事なインフラなのは間違いなく、トラックドライバーは物流を支える大きな役割を担っている。こうした日本の経済を支えるトラックドライバーに健やかな生活と、安全に走行できる環境を確保するためには、高速道路の無料化よりも、労使関係の是正が重要である。そもそも、高速道路代金は荷主が経費として支払うべきである。長時間労働の是正に加えて、トラックドライバーは発注元から適正な対価を貰い、健康的な生活が出来るような議論を深めることが必要と考える事から、本請願に反対する。

#自治市民21・三鷹のコメント
 市民の請願や陳情については、賛成できないのであれば、反対する理由を述べるのが礼儀であり、説明責任である。
 討論無き反対は、「#問答無用の反対」と言われても仕方あるまい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?