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2/17杉並区阿佐ヶ谷「食と農と気候危機、杉並からできること」講師、印鑰智哉氏。学校給食無償化、そしてその先にはオーガニック給食無償化

2/17、杉並区阿佐ヶ谷で行われた「食と農と気候危機、杉並からできること」に参加してきました。

講師は印鑰智哉氏。


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近頃、学校給食無償化のニュースをよく耳にします。
東京都では世田谷区、品川区、中央区、台東区、荒川区、北区、葛飾区、足立区(中学校のみ)無償化が新年度から始まります。

NHKより。学校給食無償化、出来ないわけはない。ようは首長のやる気次第!

そして、学校給食無償化と共にオーガニック給食の話題も最近耳にします。

昨年10月に行われた「オーガニック給食フォーラム」は大変な反響だったそうです。

自分は2018年に三鷹市議会に「日本の種子の保全を求める請願書(種子法廃止反対)」を提出して採択された過去があります。

最近は水道民営化や外環道、自由貿易、新自由主義や竹中平蔵などなど、様々な問題を訴えて食の問題はあまり訴えていませんでしたが、最初に関心を持ち、実際に行動をしたのが食の問題。

ここに来て食の問題をもう一回勉強し直そうということで、知人のお誘いを受け、この勉強会に参加しました。

そしていまの食の問題といえば、ゲノム編集のお話。

流通し始めたゲノム編集食品

現在世界では「遺伝子組み換え食品」は大きな反発を受け、遺伝子組み換え企業が減っているそうです。
そこで企業が目につけたのが、ゲノム編集。
「OLD GMO」=従来の遺伝子組み換え食品、「NEW GMO」=ゲノム編集食品、などと呼ぶそうですが、外来の遺伝子をいれるのが遺伝子組み換えだとしたら、遺伝子を破壊するのがゲノム編集。

大きく不自然に太った魚が、ゲノム編集された魚。

遺伝子を組み替えていないから安全だとしている、我が国日本。
だが実は、というかもちろん?ゲノム編集の安全性は確かめていないそうです。
そんな食品が「NEW GMO」として流通されています。(ゲノム編集食品には表示義務がない)

日本ではゲノム編集が流通していますが、世界では有機農業が増えているそうです。
その中でも、アジアが多く過半数を占めている。
だが、我が国日本は有機農業をしている農家は世界で100位前後に低迷。
「今ある農地をどうやって活かすか」という言葉を印鑰智哉氏は口にしていました。

公共食の大事さ

世界では有機農業に舵を切っている。
日本は逆。
それは政治が悪なんだと印鑰智哉氏はハッキリと断言していました。

そこで期待するのが自治体同士の産直提携。
自治体同士が国を超えて提携し、都市型自治体と農業型自治体が提携すべきだ、と熱を込めてお話しておりました。

それがミュニシュパリズム(自治体主義)。
昨年に杉並区に誕生した、岸本聡子区長が選挙の際に口にしていた言葉です。

今治市の「食のまちづくり条例」
千葉県いすみ市では有機米給食。
その他にも木更津市など、日本でも給食無償化と共に、オーガニック給食も拡がりを見せつつあります。

今治市の食のまちづくり条例

印鑰智哉氏はこうも言っていました。

「給食無償化とオーガニックを同時に掲げるべき」だと。

もちろん実現には数多くの困難や批判もあるであろう。
だが、例え同時に実現しなかったとしても、まずは掲げ、人々の意識をまずはそこに持っていくことが大事だと。


オーガニック無償給食は可能!

この日の集会は本当に勉強になりました。

学校給食無償化、そしてその先にはオーガニック給食無償化。

夢がある、子どもが日々食べる学校給食は美味しくてなおかつ質の良い給食を。

少しでも、一歩ずつ。

夢に向かって進んでいきたいです。

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