打倒・新自由主義! 打倒・水道民営化!
始まりは2013年4月、場所は米国ワシントン、民間シンクタンク“CSIS”での麻生太郎副総理のこの発言から始まりました。
「日本での水道はすべて国営、もしくは市営・町営でできていて、こういったものをすべて民営化します」
この発言の意味はいったいどういうことか。
世界の名だたるV.I.P.の前で、しかも日本から見れば“宗主国”である米国の首都、ワシントンでこの発言をする。
それは日本の公共水道を外資系水メジャー(上下水道事業を行う国際的大企業)に売り渡す、という日本政府から世界に向けた国際公約に等しい。
日本の公共水道を外資系水メジャーに売り渡す、と言われても今の平和ボケした日本人にはピンと来ないかもしれない。
日本の公共水道の始まりは、遡ること明治時代の水道条例から始まり、戦後復旧のなか日本の先人たちが命を削り水道管を掘り、今では国民皆水道、水道普及率は98%。
水道漏水率は世界でも断トツに低い5%ほど。
水道の蛇口から直接水を飲める国は世界でも数ヵ国ほど。
まさに「日本が世界に誇る」命の水、水道です。
その水道を外資系水メジャーに売り渡すとは、今まで日本が公共機関で賄っていた水道を民間企業に売り渡す、水道事業が民営化されるということ。
水道事業が民営化されたらどうなるか。
世界では水道事業は様々な国で民営化され、そして今では水道料金高騰、水質悪化、災害時の対応不備など、様々な問題が起こり、デモや暴動までもが起こるような事態になり再公営化が世界のトレンド。
その世界で様々な問題を起こし、世界の民衆からNO!を付きつきられた企業が今日本を狙っている水メジャー、ヴェオリアなのです。
そして日本、宮城県では2022年4月に水道事業が民営化されました。
その宮城県の水道事業を担うのは水メジャー、ヴェオリア。
そしてもちろんレントシーカー、竹中平蔵が社外取締役を努めたオリックスも宮城県の水道事業を担います。
ようは水道事業で一儲けしよう、と言うのが狙いなのです。
水をカネに替えて儲けにしようとはまさに新自由主義のやり方。
しかも世界ではもうすでに失敗と結果が出ている水道民営化。
人間は水がなければ生きていけません。
私たちは水道民営化を目論む外資の手先、竹中平蔵やヴェオリア、麻生太郎、村井嘉浩宮城県知事らにNO!を突きつけ続けます。
水を売り渡すということは、私たちの「いのち」を売り渡すことと同じなのです。
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