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めんどくささを徹底的にはぶいて、デザインにこだわった帆布リュック【製作日記1】

使い勝手とデザインにこだわったリュックのご紹介です。
ミチヒトの考える「使い勝手の良さ」は、多分、一般的な考えとは少々違っていると思います。

1,めんどくさいってどういうこと?

今回のリュックに限らず、実はミチヒト製品のほとんどが「めんどくさいのはイヤ」というズボラさから作られています。

・手順を踏みたくない。
・ストレスがイヤ。
・手間取りたくない。

ストレス=不快=めんどうくさいを取り除くことで、結果、使い勝手が良くなるという、逆転の発想が製作の根本にあります。

そして、今回のリュック。
大きなポイントが(カッコいい言い方をすれば)「出し入れのしやすさ」です(要は出し入れをどれだけめんどくさくしないかなのです)。

2,リュックのフタと雨

リュックのフタにはいろいろな形状があります。
代表的なのは、
・トップファスナー(真上タイプ、リュック上部に横ファスナータイプ)
・ロールトップ
・巾着
・フラップ(このリュックはこれ)
など多々あります。

それに付随して大事な機能が「雨などが袋口から入らない」。
とても当たり前のことですが、真上ファスナーや巾着タイプだと隙間から雨が入ることも。

3,ステキなリュックの形

ここで突然デザインの話になるんですが、ミチヒトでは今までたくさんの種類のリュックを作ってきました。
リュックのデザインも多々見てきたのですが「ランドセル」のフォルムにとても好感が持っているのです。
市場では「大人のランドセル」的なリュックも多く販売していますよね。

自分の中では「フラップが大きくて、コロンとした」デザインがいいのかな。
でも、ランドセル自体はフラップが大きすぎます。
開けて中にアクセスする動作が「大きく息を吸ってー、吐いてー」ってイメージです。

4,作るのはこんなリュック

さて、機能とデザインの話をくっつけまして、
・デザインは「大きいフラップでコロンとした感じ」
・でも、大きすぎるフラップはイヤ
・ランドセルのイメージはあるものの子供っぽいのはイヤ
・内部にアクセスしやすくなきゃイヤ(フラップを開けて更に巾着を開け締めするのはちょーめんどう)
・容量大きめ、でも重いのはイヤ
・ポケットもさっと取り出したいけど、オープンすぎるのもイヤ

(↑ほんとどイヤばっかり)

5,出来上がったのはこんなリュック

「あれもイヤー、これもイヤー」とイヤイヤ言いながら、「でもデザインには妥協しないぞ」と文字通り試行錯誤して出来上がったのがこちらです。

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そして肝心な開口部。
まずは2つのボタンで止めることができます。
でも、これだと「フラップを開けて、ボタンを開け締めする」っていう2つの作業が必要で、巾着の開け締めと同じめんどうくささになります。

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そこで、センターに長さ調節可能なバックルも装備しました。

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この位置までバックルを開いておくことで、サイフやスマホなどはバックルを外さなくても取り出すことが可能で、かつバッグ本体の形も崩れないのです。

袋口は巾着タイプではないものの、真上からの雨の侵入を防ぐ形状に。

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まだまだこだわりポイントがあるので、製作日記2に続く!

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