長崎の食3~山の恵みと海の恵みと食べ物が近くにあるということ~
こちらへ移住してきてから、やりたいことのひとつに家庭菜園があったのだけれど、なかなか進んでいない(;^_^A
というのも、今住んでいる辺りは、どうやらかつて田んぼだったところのようで庭を掘ると石がゴロゴロと出てくる。掘ることは諦めて、上に土を盛った方がいいのではと思うのだけれど、そのすぐ脇を相方のバイクが通るバイクの通路になっていて、土を盛るなら、土留めのブロックで囲いたいと思ったら、バイクが通れなくなるからとクレームが入り・・・以降、進んでいない(-_-;)
そして、私自身ももう少し収入が欲しいというのもあって、ダブルワークにしたこともあり、時間を取るのが難しくなった。
と色々言い訳をしているけれど、率直にいって、野菜作りって、恐らく自分に向いてない。というか、好きじゃないんだろうと思う∀')
自給自足とまではいかなくても、ある程度、自分たちが食べる物は、自分で作れるものは作りたいという理想は持ちつつ、元来が、面倒くさがりで(;'∀')そんな中で、日々の料理は、自分でいうのもなんだけれど(笑)頑張っている、と思う。
母には、今はお金を出せばいくらでも出汁入りの美味しい味噌を売ってるし、出汁だって、最近の市販の出汁は美味しいのよ、自分でわざわざ出汁を取るなんて・・・そんなことしていたらいくら時間があったって足りないじゃない、とまで言われるけれど、出汁を取るなんてそう難しいことじゃない。ただ、昆布やいりこや何やを漬けておく時間が必要なだけ。日々の家事の中で朝、水にいりこと昆布と干椎茸を漬ける、というのがもうすでにルーチン化されているので、そんなに手間だと感じたこともない。
まぁただ、市販のルーや合わせ調味料を使わなくなったので、その分の手間はある。調味料にはある程度金額を出してもいいものを、と思うので、それを揃えるのに、遠くまで車を走らせなければいけなかったりで、買物ひとつからして、日々の食になんでこんなに時間がかかっているんだろうと思うときもないわけじゃない。
そんな中で、自分にとっての野菜の理想は、自然栽培で、農薬だけじゃなく、化学肥料はもちろん、肥料を出来るだけ使わずに育てた野菜。
ただ、それも、いつもいつもそういった野菜が手に入るわけじゃない。
そんなときに有難いのが、頂き物の野菜や果物、自家製のお漬物だったりする。
生産者との距離が近いということで、よく食べきれないから、たくさんあるからと、おすそわけを頂くことがあって、それは、日々のやりくりをしていく中で、本当にありがたいこと。
ときには、漁師さんから釣りたての魚を頂くこともある。もともと、新鮮な魚はスーパーでも手に入るけれど、プラス、下処理がいい、ということもあって、魚の臭みが皆無で、味がいい。近所の方が釣った魚を分けて頂いたり。そんなことが当たり前にある。
東京に居たころは、こんなことはなかった。
そういった頂き物ばかりで、自分は何が返せているのだろうかと最近、ふと思う。
自分で野菜を作ることが出来ないなら、別のことで、何か役に立つことをしていきたいとも思っている。
そのうちの試みのひとつ、生産者と、買い手との橋渡し的な仕事をねしている場所で、働かせてみて頂いてはいるものの、なんとなくしっくりきていなくて、このままそこに留まっていていいのだろうかと悩んだりもする。
でも、縁あって辿り着いた場所だから、まずはここから、始めてみたいと思う。
食べることって、大事だから、
海の幸にも、山の幸にも恵まれたこの場所で、出来ることがきっとあるはず。それを見つけていきたい。
とね、地方都市だから、近くて写真を撮っていれば、誰かしらに出くわして、行動もバレバレなところだけれど、写真を撮る、というのは、私にとって大切な趣味で、これからも続けていきたいことだから、今ここで、自分が与えられことは何なのか、をもう少し考えてみたいと思う。
このnoteという場所にも、そんなヒントがありそうな気がしている今日この頃です。
読んで頂いてありがとうございます。ご縁に感謝します。頂いたサポートは、フィルム写真を今後も撮り続けていく活力や、美味しくて身体にも良い食を広めていく活動に使わせて頂きます。