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九十九島に咲く貴重な花~トビカズラ~

4~5月上旬にかけて咲く、トビカズラのお花。いつもは、もう少し遅かったような気がするけれど、今年はもう満開を迎えていました。


伝説の霊華「優曇華」(うどんげ)と呼ばれ、観音様が姿を変えた、と言い伝えられているそうですが、国内で自生が確認されているのは4ヶ所のみという貴重な花で、九十九島の時計(トコイ)島で発見されたのが、国内2例目だそうです。
※現在は、人口交配により九十九島動植物園「森きらら」や長尾半島(九十九島パールシーリゾート)で見ることが出来るようになり、毎年、私が見に出かけているのは、長尾半島のものです。

熊本県にある樹齢1000年といわれる「アイラトビカズラ」(特別天然記念物)と同種で、なぜ九十九島に咲いているのかはいまのところ不明とのこと。

カズラといえば、同じマメ科のつる性植物で、ヒスイカズラという青色の綺麗なお花を、東京の府中市にある神代植物園内の温室で見たことがあります。独特な色合いに心惹かれたのですが、このトビカズラも、色こそ違うけれど、つる性で房状に下向きに咲き、ちょっと似たような雰囲気を感じます。

長尾半島のトビカズラは、このようなパーコラに這わせています。真下から見上げたところ。↓

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見出し画像の写真や↓の写真のように、光に当たったところは、綺麗なぶどう色に見えますが、実際の色合いは、↑の画像よりも、更にもう少しくすんだ色合いです。

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お花は、独特の香りがあります。あまりいい感じの匂いではなかったような・・・。近くに、トベラの白い小さな花がたくさん咲いていて、そちらからは、とてもいい匂いが漂っていました。

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この写真も、露出をかなりハイキーめにプラス補正して、明るさを出しています。

ちょうど今、見頃を迎えています。

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花が下にポタポタと落ちていて、誰かがこんなところに置いていたようなので、写真を撮ってみました。

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