オランダからこんにちは!#17 ‐気候編‐
連載17回目、今週のテーマは世界各国の「気候」。
これまでベトナム・ジョージア・タイと、各国の皆さんからの記事が届きました。国ごとにそれぞれ特徴があって読んでいて面白かったですし、何より旅欲がかき立てられました(泣笑) 世界中をまた自由に旅ができる日が早く来るといいですよね!
というわけで、今日は在住者の目線から、びっくりしたこと・知らなかったことなど経験談を盛り込みながら、オランダの1年間の気候を紹介していきます。
年ごとにちょこちょこ変動があるので、かなりざっくりとした目安ではありますが、大体3~5月を「春」、6~8月を「夏」、9~11月を「秋」、12~2月を「冬」と考えてもらっていいと思います。
ちょっとトラブルが重なったりして、記事の公開がいつもの週より遅くなってしまいましたが、早速本題を進めていきましょう!
*ケッペンの気候区分*
ケッペン!高校で地理を履修した者としては、なんとも懐かしい響きです。この気候区分によると、オランダの気候は西岸海洋性気候(Cfb)にあたるそうです。暖流の北大西洋海流の影響を受け、高緯度のわりには温暖な気候が広がっています。「わりには」というところがポイントで、実は北海道のほうが緯度的にはオランダより低いのに、北海道より"北の大地感"(?)は少ない気候となっています。「北海道」というキーワードが出てきたところで、次の話題にうつりましょう!
*北海道-雪=オランダ*
オランダに数年住んでみてよく思うのですが、オランダは北海道の気候にとてもよく似ています。日本は今どんな天気かな?と日頃調べるときに、祖母が住む北海道の天気もよくチェックするのですが、(体感の)気温はほぼ同じくらいです。違いは、北海道ほど雪が降らないこと。昔のオランダはもっと雪が降ることがあったそうなのですが、ここ最近では温暖化の影響もあるのか雪が降るのは年に数日だけ。積もっても数cmほどです。
北海道-雪=オランダ
という式を覚えておくと、想像がしやすいと思います。(*ヘッダーの写真も、北海道の景色によく似たオランダの田園風景?を使ってみました。)
ここからは、春・夏・秋・冬に分けて紹介していきたいと思います。
*Lente:花と緑いっぱいの春*
どちらの写真も数年前にキューケンホフにて撮影したものです。貴重(?)な桜とチューリップのコラボレーションも見られました。
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