大学進学に関するあれこれ
渡米して4年目に入り、子どもたちもハイスクールのJuniorとFreshman。まだ1月だというのに8月から始まる来年度の科目登録があります。
長男は去年ほぼ相談なく自分で科目を選んで登録し、大学進学まる無視のイージーな科目登録で私を驚かせました。今年はさすがに私も早めに長男に声をかけて大学進学に少しでもプラスになるように働きかけました。長男に関しては、私にとっても何事も初めての経験で、生まれた時から全て手探り状態。彼の大学進学については、時すでに遅し、みたいな感じになりつつありますが、今から少しでも巻き返せるように並走するつもりです。
今年は最終学年らしい選択科目を本人も意識しているようで一安心。
次男は去年はミドルスクールでESLの先生とハイスクールのカウンセラーと保護者(夫と私)と本人と通訳の先生で面談をしながら科目を選んだので、みんな納得の科目選択でした。
今年は去年取らなかった社会を取らなくてはいけないので、主要4教科は全て取ることになります(去年はESL卒業できるかどうか分かってなかったので、念のため社会は外していたのです)。理科もHonorsをリコメンドされたときに、はっきりとした返事をしなかったので、プリントアウトされた通知にはレギュラークラスになっていました。本人はHonorsへのやる気があるようなので、今後カウンセラーと要相談です。
テネシー州は、ハイスクールの卒業要件として、指定された22クレジットを取ること、ACTを受けること、が義務づけされています。
指定された22クレジットは
英語4、数学4、理科3、社会3、パーソナルファイナンス0.5、体育1.5、外国語2、アート1、選択3
という内訳です。
外国語については、ミドルスクールの8thで受けるAAPPLテストで規定の成績を残すと免除されます(子どもたちは日本語の試験を受けて免除になりました)。
子どもたちは外国語を取る必要がないので、選択科目も複数選べるのですが、あまりアカデミック方面ではなく二人ともアート系に注力していて、科目選択が大学進学に不利にならないかしらと思ったりもしています。
でもこちらのローカルのお子さんたちはミドルスクールで外国語を取って、ハイスクールでは外国語はHonorsを取るようです。計画的にやってるんですよね。我が家はミドルスクールの時はESLで英語に慣れること、現地校に慣れることに必死でさらに外国語なんて取る余裕もなかったですし、AAPPLテストでなんとかなると聞いていたので、それでいいやと思っていました。
でも、実際に大学にアプライしようとすると、外国語が必須の大学も多いのです。ハイスクールのカウンセラーとESLの先生に確認すると、AAPPLテストと推薦状で代替できるとのことなのですが(これまでの卒業生はそれで大学進学できているとのこと)、不安は払拭できません。テネシー州のAAPPLテストで外国語2クレジットに読み替え、というのがどうも特殊らしいんですよね。
そんなこんなで子どもたちのハイスクールにもコミットせざるを得ないのですが、夫はあまり子どもたちとコミュニケーションを取ろうとしないので、何かあると私経由で子どもたちに話さないといけません。夫は夫で、私が苦手としている(私は英語が苦手)大学を調べたり、キャンパスツアーを申し込んだりと色々やってくれているので、そういう点では非常に助かっているのですが、子どもたちの成績やら何やらに対しての意見も子どもたちに直接ではなく、私に言ってくるので、直接言ってくれたらいいのになあと思っています。夫にはさりげなく伝えているのですが、なかなか私を介した伝言ゲームはやめられないようです。確かにティーン男子なんて親の話は聞きませんし、聞かない相手に話すのも面倒なんでしょうけど、子どもたちの態度は私に対してもつれないわけで、それなのに伝書鳩をやらされるのは私には結構負担なんですよね。でもまあ子どもたちの応対にも慣れて、だいぶ打たれ強くなりました。ありがたくないことですが。
果たして自分が高校生の時は、どうだったかなと思ったりもするのですが、私の両親は大学を出ていないので、大学進学(受験校や受験勉強などなど)については何も言ってこなかった記憶があります。成績が悪くて指定校推薦非該当だった時にはがっかりしてたかもしれないです(うっすら記憶がある)。
私は高校受験も大学受験も塾も予備校も通わずになんとかしてきたし(地方公立あるある)、親の干渉もなかったので、日本とは違う受験システムに挑むとはいえ子どもたちをここまで構わないといけないのかなあと感じるところもあります。
高校受験は進研ゼミだけでよかったですし(進研ゼミの成績優秀者常連の人たちが進学先の高校にたくさんいて、顔と名前が一致するのが楽しかった)。
私が通った高校は、当時はこんなカリキュラムでした。体育と芸術、家庭科もありました(当時は女子だけ家庭科で、男子は剣道か柔道をやってた)。
1年生:国語(現代文、古典)、英語、数学Ⅰ、理科(生物、地学)、現代社会
2年生:国語(現代文、古典)、英語、基礎解析、代数幾何、確率統計、物理、化学、社会(地理、日本史、世界史から1つ)
3年生から文理選択があって、結構自由に選択できました。私は国語(現代文だけだったかな、古典も取ったかな、覚えてない)、英語(これは必須)、生物(受験に全く関係ない)、国語表現(受験に全く関係ない)、世界史(2年生で地理だったんで)。数学は取りませんでした。
受験に全く関係ないものも取ってて、長男のことなんだかんだ言えないな…っていうか、長男、私に似てしまったのか?
2年生のときに地理を取った理由は、世界史を3年生で取ってそのまま勢いに乗って受験したほうがいいんじゃないかと思ったからです。1年生のときに既に私立文系に行くと決めていたので、私立文系で地理で受けられる学校が少ないことも調べていて(えらい)3年生になって受験勉強で2年生の復習として世界史をやりつつ、授業で政治経済をやるとかしんどそうなので、2年生で世界史を独習しておいて3年生の授業で復習しつつ受験勉強したほうがいいんじゃね? と思ったんです。
地理も得意だったんで、3年生の最初の模試は地理と世界史どっちが高得点か比べるために、社会を2科目受けたんですが、周囲をビビらせてしまいました(私の方がビビったんですけども)(社会2科目受けるのは基本東大受験者だけなんで、すげー頭のいい人たちに囲まれて受けなくてはいけなくてビビりました)。結局地理は捨てて世界史一本に絞りました。
ちなみに日本史を取らなかったのは、日本史と世界史ダブルでやるのはキツそうだったからです(現実的)。
生物は完全に趣味で取ってました。1年生の続きができるということで、実験が多かったのも楽しかったな。元々植物とか昆虫とか動物とか好きだったので、生物を学べたのは本当に良かった。
そんな感じだったので、大学受験は特にゴリゴリやった記憶もないし(高3の夏休みも部活だったし)、志望校対策としては世界史の記述問題の添削を学校の先生にやってもらってたくらいで特にやってなかったし。今振り返ると、よく大学に受かったなと思いますね、本当に。
書いていて、一応1年生のうちから受験科目に地理があるとかないとか調べていて、なんだ私しっかりやってたんじゃないの、と気づきました。当時センター試験2年目で、国立大学も英国社の3教科で受けられるところが結構あり(多分センター試験は私立も使えるから、私立受験層も国立をあわよくば受けてほしいくらいに思っていたのでは)、私ももれなく国立にも出願しました。よく出したな。そういうのを含めて、当時の私、我が家の子どもたちよりもしっかりしてたかもしれない。
夫は高校受験も大学受験も塾と予備校で受験校対策をゴリゴリにしてきた人(大学受験では特にゴリゴリやってたらしい)なのですが、やはり親からの干渉はなかったらしいです。予備校も自分で決めて通っていたそうで、多分夫からみても我が家の子どもたちは頼りなく見えるんでしょうね。実際そうなんだろうけど、海外に出ているからなのか、時代なのか。よくわかんないです。
とにかく、この先あと1年は長男の大学進学には並走しなくてはいけませんし、その後は次男も待っています。次男はとりあえずアメリカでの大学進学並走も2回目なのでそこまで手探り感なくできるといいなと思いますが、きょうだいで全く違うので(同じ親から生まれたのにねえ)また違うアプローチが必要かもしれません。
自分語り&夫と子どもの関係についての愚痴がほとんどになってしまったけど、まあ今の気持ちを書いておきたかったんで。Twitterも大好きだけど、まとめてドンと書きたかったのでこちらで。また長い長い独り言を綴りたいときはnoteにきますね。
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