アキラ

東京の下町に妻と6歳の娘と暮らしている会社員です。 写真とコーヒー、そしてシトロエンを…

アキラ

東京の下町に妻と6歳の娘と暮らしている会社員です。 写真とコーヒー、そしてシトロエンをこよなく愛しています。

最近の記事

伯母さんにもらったラジオ

今年80歳になる伯母にラジオをもらった。 従姉が小中学生の時に使っていたものらしい。 音楽で身を立てている彼女のことだから、きっと洋邦楽問わず、さまざまな曲を聴いていたのだろう。 調べたところ、1977年製のナショナルのラジオ。 「National Panasonic」 と併記されているのが時代を物語っている。 デザインも非常にシンプルで良い。 この後、きっとラジカセ時代を迎えて多機能化してデザインが複雑になっていったのだろうか。 電池カバーを開けると劣化して粉だらけに

    • 羽毛布団とフラッシュダンス

      寒波もひと段落かと思ったが、まだまだ寒い日が続く。 朝方は特に冷え込みが厳しく、年季の入った掛け布団の隙間から寒気がしみ込んでくる。 どこから見つけてきたのか、妻が浅草橋で羽毛布団の特売会をやっているという。冬も後半戦に入ってしまったし、出遅れ感があったが、散歩がてら見に行くことにした。 特売会は浅草橋のビルにある貸し会議室でひっそりと開催されていた。会場には所狭しと布団が並べられており、10人くらいの販売員さんがいた。最終日の夕方ということもあり、客は我々だけだった。

      • 寒波の翌日

        寒波のおかげで、5度という気温がずいぶん暖かく感じる。仕事を中断して近所の図書館に本を返しに行く。石本泰博の「桂離宮」や「シカゴ、シカゴ」などの大版ばかり借りていたので、IKEAのビニールバッグの取っ手が肩にめり込む。「桂離宮」を読んだのは初めてだったが、写真の美しさよりも、歪みのない整った線形に感じる心地良さが印象的で、改めて自分の神経質さに呆れてしまった。 手ぶらで帰ってくるのももったいないので、書棚を物色していると、植本一子の「台風一過」というタイトルが目に入った。白

        • 再び、スナップへ。

          20年ぶりにスナップを撮りに歩いた。 妻と娘は久しぶりの里帰りで神戸へ。 独りで過ごす日曜日なんて何カ月ぶりだろう。 数年ぶりの寒波。青空すら寒々しく見えたけど、外で美味いコーヒーも飲みたかったし、出かけることにした。 大江戸線に乗って上野御徒町から日比谷線に乗り換え、三ノ輪へ。 なんとなく都電荒川線が見たかった。 そして「カフェ・バッハ」。言わずもがなコーヒーの超名店。 三ノ輪から歩いて15分くらいだという。 久しぶりの荒川線は「東京さくらトラム」という名前になってい

        伯母さんにもらったラジオ