ベジタス持論vol.2

こんにちは、まいけるです。

ベジタリアンといえば日本では単に「野菜を食べる人」と思われがちですが、まいける流wのベジィで言えば厳密には違います。ベジィの概念は人それぞれで、実践の仕方も千差万別です。厳格にヴィーガンを守りさらなる高みを目指すもよし、ゆるゆるとできる範囲で趣味的に続けるもよし。

「これが正解」というものもありません（この辺りもベジィが自由な所以w）ので、これからやろうかなぁなんて考えている方は自分なりに、気楽に始めてほしいなぁと思います。

ポイントはどのような形であれ、その概念は何者にも邪魔されることのない自由なもの。それがベジタリアンの基本です。
そういう意味では何を食べているかなどは些末なことなのかもしれませんね。私などはただ、動物の肉が食べられなくなっただけですし。

ベジタス持論では、まいけるのベジィ概念を中心にお話していきます。

まいけるがベジィになった日

ベジタリアンは自由、というお話を前回からしていますが、実際に私に自由を気づかせ、解き放ったwのは現在の妻です。

まいける少年も大人になり、社会で働くようになった頃のこと。自分の病気のこと（鼻炎やアトピーなどのアレルギー疾患がありました）もあり、その勉強も兼ねて地方の老舗薬局に勤めておりました。

薬局自体が東洋医学寄りの根本的な体質改善を推し進めるスタイルだったので、私も自ずと食の重要性を意識するようになります。

自分の興味もあり、当時私は薬局の中の自然食品コーナーを担当していました。自然食は当時はまだ今のような需要もほとんどありませんでしたので売上も少なく、店長からもあまりいい目で見られていませんでした。
ほとんど私の意地でコーナーを死守していた感じw。

そんな中、ひときわ目立つお客様がお店に来るようになります。
こんな田舎の薬屋にそぐわぬビジネススーツ姿で、一枚500円のオーガニックチョコをまとめて10枚買っていく女性。
今でこそスーパーにも売ってありますが、当時チョコが一枚500円なんてありませんでしたし誰も買いません。私自身、当時よくもまぁそんな物を仕入れていたものだwと思います。

（この人、何者？）
5000円札で、チョコだけを大人買いしていく人なんて、異質にも程があります。3回目の来店時、私はガマンできずついに話しかけてしまいます。
「一体、何をされてる方ですか？」

最初は業者さんかと思ったんですが、れっきとした一般客。「このチョコがここにしか売っていないから」というのが来店理由でした。

何度か話をするうち、この女性がベジタリアンであり、食事療法の指導や環境保護の活動をしていることが分かり、私もそれに興味を持つようになります。
そして気付いた時には薬局を辞め、私もその活動に従事するようになっていましたw。

お分かりでしょうが、この女性が現在の妻です。
妻の関わる団体の食事療法は、私のそれまでの我流食事法とは違い、しっかりと組み立てられた理論に基づくものでした。

私のアトピーはその時点で寛解しており、我流食事法とはいえそれなりの自信はありました。が、

中途半端！の一声で一蹴され、
「食べたいならまだしも、食べたくもないものを何故食べるのか。今日から止めなさい。」
とバッサリ斬り捨てられ、その日がまいけるベジィのバースディとなったわけです。

とてつもない、開放感

さすがに、すぐに止められるものか？という疑問はありました。
しかし、その疑問はすぐに溶けてしまいます。

やってみると分かるんですが、意外と「肉食」はすぐに止められます。私は2週間ほどで完全に食べる気が失せました。
私が元々動物の殺生を嫌っていたというのもありますが、日本人は歴史的に肉食文化がほとんど無いからだろうと思います。

余談ですが、魚を止めるのはかなり時間がかかりましたw。私は特にサバが好きでした……。塩焼き、味噌煮サイコー！今でもうっかりw美味そうって思います。
いちおう私は魚も止めていますが、日本人だから魚は食べるべきか？と思っていたりしますw。

ベジィを始めてまず驚いたのは、想像を絶する「開放感」です。
自分でも気づかないくらい、「肉食」は自分を縛っていたんだなぁ、と。幼少の頃の祖父の言葉が、ずっと引っかかっていたのがよく分かりました。（だからといって祖父をどうのこうの思うわけではありません）

あと、思わぬメリットもありました。
曲のアイデアが次から次に湧き上がるようになったのです。
当時はまだギターはしていませんでしたが、吹奏楽の経験がある私はゲームソフトやPCを使っての作曲を趣味でやっていました。

ベジィを始めた頃が、いちばん作曲数が多いです。厳密に数えていませんが、だいたい一月に10曲は作っていたかと。感性なども研ぎ澄まされたようです。

私にとって、メリットがたいへん多いのです。だからベジィは続けてます。繰り返しになりますが、その人のやりたいカタチで自由に楽しめばいいと思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます！まいけるでした。