社会問題を「ネイバーズグッド」で解決させる
地域に新しい仕組みが必要です。
前回挙げた
高齢化によるデジタルディバイトや孤独
若者が活きる場がない問題
商店街、町内会の担い手不足
といった全ての課題を解決させ、かつ結果的に究極的な地域課題である防災を高めます。
かつてであれば、有志で集まり、非営利団体やNPOを発足させ、これらの課題に挑む姿が順当であったかと思います。
しかし、成長から成熟へと一定の時代の流れを経て完成された社会に変化をもたらすためには、これまでの常識を覆し、イノベーティブに取り組んでいく必要があると考えます。
つまり、延長線上で考えてはならないということです。
そして、イノベーションを起こすためには、全てを賭けて率先して飛び込んでゆき、あらゆる人々やステークホルダーを巻き込み、生み出した資本から自らの意思で課題解決の手段を開発していかなくてはなりません。
また、高齢化や結果的に向上につながる防災に至っては、世界を舞台にすると先進課題でもあります。
その地域だけがよくなればいい、というものではなく、この取り組みが世界中の人々にとってもよくなるものを目指していかないといけません。
こういった社会課題と向き合い続けて今があるわけですが、その取り組みを生業として行うということは、人に伝わりにくく、金銭にも替えにくいものです。
なので、手についた職を活かし、街の「デザイン屋さん」としての看板を掲げ、さまざまな方々に案件をいただき、今日まで生き凌いできています。
おかでさまで、3期目で少しだけですが黒字決算に至ることもできました。本当にありがとうございます。
しかしながら、その決算は僕らに切実な課題を浮き彫りにさせました。
収益性の低さです。なぜ低いのかというと、単価の低さもとより、収益を生むデザイン業務以外でお金になっていない稼働が多いのです。
このままでは対峙する社会問題に対し、マンパワーで応えることが精一杯…もしくはそれらも危うく、持続可能性もありません。
厳しい現実を突きつけられる一方で、3年間必死にやってきたことで一つ、本当に有難いとこもあります。
僕らの取り組みが少しずつ、「ネイバーズグッド」という名詞として認知されるようになってきました。
ネイバーズというのは近所とか、隣人という意味で、グッドはそのままグッド。
目の前の大切な人のために善いことをしよう。というメッセージを込めています。
現時点、そのメッセージがというよりも、僕らがやっていることが「ネイバーズグッド」っぽいという程度ではありますが。
しかし、些細なことながらとても大きなことです。
「ネイバーズグッド」という単語に対し、人と人との間で共通認識が持てるのです。
課題とする収益性を上げるためには、もしかしたら、わかりやすさのために掲げた「デザイン屋さん」という看板を貼り替えた方がいい時期も遠からずくるかもしれません。
ではどうやって、社会問題を「ネイバーズグッド」で解決させていくのか。
それにはまず、僕らが生み出している価値を言葉にして一つずつ伝えていく必要があります。
長くなってきたので、今回はこの辺で。
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