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自己実現と人生の優先順位


私が常日頃から、地に足のついたスピリチュアルということを言っていますが、それは、スピ的なグラウンディングしましょうということだけではないのです。


もちろんグラウンディングは必要です。

グラウンディングとは「地に足つけてしっかりと現実を生きる」ことをいいます。 また、目的達成や集中力、「今、ここにいる」という意味もあります。 グラウディングが出来ていない時は意識が身体の外側に向き、現実から心が離れて心身のバランスが取りにくくなります。


ただこういった概念も含めて、誰かが発信していることに追随しのめり込みやすい人は、そのことにこだわり過ぎて極端に盲信してしまう傾向があるように思います。



何事も中庸が大事とは昔からいったもので、精神世界の追求も、自分の今現在抱えている<問題に見えるもの>を解決する糸口として学んだり、学んで知れば知るほど興味がでてきて追求しているだけならいいのですが、誰か発言力のある人の発信を鵜呑みにしたり、振り回されたりするのは本末転倒だと思うのです。


そうなってくるとある種の新興宗教と同じで、自分を生きるどころか、教祖様の決めた人生の筋書きを生きることにもなりかねません。



ムーミンの大親友のスナフキンの名言にこんなものがあります。


あんまり誰かを崇拝するということは、自分の自由を失うことなんだ。


スナフキンはこうも言っています。


ぼくたちは本能にしたがって歩くのがいいんだ。
ぼくは磁石なんか信用したことがないね。
磁石は方角にたいする人間の自然な感覚を、くるわせるだけさ。



我が家のムーミンファミリー。💛


彼らとの出会いは、こちらに詳しく書いています。
(しょうもない記事なので、興味と時間のある人だけどうぞ・笑)


パリには戻らない一人息子と別れるとき、スナフキンを養子に迎えました。

🔗 白いクマが我が家に引き取られるまで


息子と別れた後の空港で。(涙)

🔗 スナフキンの名言



スピリチュアルな世界に関心を持っている人の中には、解放を目指している仙人タイプの人とエゴの求める承認欲求を満たすために成功や富、名声を追い求めている人、仙人風になりながらビジネスに邁進する人などがいらっしゃいます。

ここでエゴという言葉を使うと誤解を招きそうなのですが、この場合のエゴは、エゴイズム的な自分本意という意味ではなくて、私たち人間が誰もが持ち合わせているものです。

精神分析医のフロイトの理論では、「エゴ」は自我と訳され、人間の本能が「イド(エス)」と呼ばれ、それに対して社会的な道徳や規律が「スーパーエゴ」であり、その間で揺れ動くのが「エゴ」と呼ばれているようです。

なので、それがあるから悪いということではなく、「エゴ(自我)」が全くなくなり、皆が本能だけで生きるようになれば、社会は無秩序になってしまいます。

そして、エゴ(自我)の求める承認欲求というものは、もっと向上したいというモチベーションにもつながりますので、物質世界であるこの地球で生きる上で必要なものでもあるのです。

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ミカリュス・ブルガリスの世界へようこそ。 ブログでは書けない深くて濃いお話をしています。 愛のある暮らしと地に足のついた精神世界、そしてお…

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