小林未郁

国内外で音楽活動をする小林未郁の記録。 http://miccabose.com/

小林未郁

国内外で音楽活動をする小林未郁の記録。 http://miccabose.com/

    マガジン

    • 活動記録

      ライブやイベント出演時のレポートです。

    • 三日天下session

      毎週水曜21:00更新、カバー楽曲にまつわるお話です。

    • コラムのようなもの

      日々のぼやきや感じたことを吐露する場所

    • いんぷっと

      映画、小説、ドラマ、音楽、漫画、など良いと思った作品の呟き。

    • イツカノワタシ

      2019年12月25日に発売された2枚組アルバム“Mika Type は”より、 オリジナル曲で構成された「イツカノワタシ」の楽曲紹介。

    最近の記事

    大川荘道場が出来るまで

    1年以上を要して遂に柿落としをした大川荘の道場、ここ数日で福島中央テレビ『ゴジてれ Chu!』、そして日本テレビ『ZIP!』の二番組で生中継でご紹介頂き、感慨深い思いに浸りまくっている私なのである。 弊社は音楽事業とサムライ事業の2本柱で経営している。音楽事業は私がフリーランスから法人になっただけなので、ソロアーティストとしてのスタンスは実はさほど変わっておらず、もう一つのサムライ事業の方がより大きなうねりを持って拡大している。 私は会社の代表になりたくてなった訳ではないの

      • #12 - まだ

        今回も選曲者はアンソニーさんです! どうやら若い頃、2番の歌詞に心揺さぶられたとのこと。 この楽曲、練習していたら言葉がじわじわと刺さって来た。シンプルで分かりやすくて押し付けがましくない。そして少しでも真夜中に淋しい思いをしたことがあるなら、じんわりと共感してしまうだろう。 それを、軽快なリズムとキャッチーなメロディとヘタウマなボーカルで歌われると、不意打ちで心の隙間に入られたような感覚に陥ってしまう。 このヘタウマボーカルをカバーするのも至難の技である。強烈な個性があ

        • 能力、労力、努力。

          法人を立ち上げて7期が過ぎた。 初年度に言われたのは「理念を掲げよ」とのこと。その当時は「なんでわざわざ?」と思っていた。しかし今なら分かる、それがないと人は基準を見失うのだなと。 思えば私は能力主義に理想を持っていた。中高生の頃はまだ自分が何者にもなれない年齢だったが、社会に対しての勝手な考えだけは一丁前に持っていて、年功序列に疑問を持ち、なぜ能力給じゃないんだろうか?能力給が一番分かりやすいよね?と思っていた。 秀でた能力は認められるべき、成果を上げるべき、ただ長くだら

          • #11 - 終りの季節

            選曲者はアンソニーさんです! 細野晴臣×矢野顕子 バージョンを一緒に演奏してみたかったとのこと。 さすがに私のピアノの能力では矢野顕子さんレベルは無理なので、自分流のアレンジと歌い方で良いですか?とお聞きした。歌詞とメロディを変えずにアレンジだけを変えるというのがカバーの醍醐味ではあるが、今回の楽曲は色々探ってみても正確なメロディをどのバージョンにするのかが難しかった。なので、自由に歌唱されている動画を見つつ、私自身で整理整頓したメロディを歌う、という方向性に落ち着かせてみ

          マガジン

          マガジンをすべて見る すべて見る
          • 活動記録
            小林未郁
          • 三日天下session
            小林未郁
          • コラムのようなもの
            小林未郁
          • いんぷっと
            小林未郁
          • イツカノワタシ
            小林未郁
          • おんがく
            小林未郁

          記事

          記事をすべて見る すべて見る

            ドラマ「エルピス -希望、あるいは災い-」 良作!!報道に切り込む内容を民放で流す素晴らしさ。これですぐ業界は変わらないと思うが、強いメッセージ性のあるものはどこかの時点で残しておかなければいけない、と思わされるドラマでした。 https://www.ktv.jp/elpis/

            2022年、振り返り

            完全に年越ししてから振り返ってしまうというタイム感ではございますが、数年ぶりにやってみようかと思います。 まずは何故noteに書こうと思ったのか。それは、、 各種SNSに疲れたからーー!!!!! それこそブログ全盛期は毎年年末に1年のまとめを綴っておりました。 ここ数年で様々なSNSの変遷や、各個人の表現ツールとしてのプラットフォームが流行ったり廃れたり続けたり止めたりで。 私の世代だと手作りホームページから始まり、BBSと呼ばれる掲示板で知らない人達ともワイワイ出来るよ

            小説「死に向かうアダージョ」小池真理子 描写力が美しく強く生々しく、即没入が出来る世界観。登場人物の心象がそれぞれに伝わって来る。 この方の文章は本当に好き。文章の好きと苦手は何で判断しているんだろう。不思議だな。 https://www.futabasha.co.jp/book/97845755181600000000?type=1

            #10 - [self-cover] 焙煎珈琲、挽き立てドリップ

            #7 -  剥製と散歩 と同じ日に撮影したセルフカバー。楽曲にぴったりな日和だった。 この曲は私の作品の中では珍しいアレンジだと思う。それもそのはず、映画からインスパイアされたからだ。ある時、元々好きな映画が深夜放送されており何気なく観ていたのだが、観終わった時にむくむくと湧き上がるものがありピアノの前に座ったら勝手に手が動いた。映画作品からもらった感性で生まれた楽曲なので、未だに自分で作った気がしない。 歌詞はその当時の体験から派生した妄想の物語である。今回はその体験を記

            #9 - 恋はタヒチでアレアレア!

            遂にこの楽曲を語る日が来てしまった。先にお伝えしておこう。中学生の時にとあるオーディションで踊りながら歌ったのがこの曲なのである。私にとってはどうやっても忘れられない曲なのだ。 当時はバラエティ番組がとても活発で、バラドル、マルチタレント、という肩書きが流行っていた。その筆頭にいたのが森口博子さんである。 嫌味のない明るさとテレビからも滲み出る人の良さがあり、ずっと観ていられるタレントさんだった。歌手としてはお馴染みのガンダム曲で売れていたが、私が好きだったのは「ETERN

            #8 - Bored Rigid

            楽曲選出者はアンソニーさんです! 三日天下トークの時にnoteで記載すると宣言したので、先に言っておこう。 三日天下トークセッション - その1 カバー曲シリーズをやろう、と提案した時の元々のテーマが「知る人ぞ知る名曲」縛りだった為、それぞれが過去聴いていた曲を思い出しながら選曲をしている。この楽曲を選出してもらった時「このアーティストのこの曲だけ知っていてすごく好き」と仰っていた。 思えば私もそのように好きになった曲はとても多い。アルバムが出たら絶対買う、という程好きな

            #7 - [self-cover] 剥製と散歩

            セルフカバーの楽曲に差し掛かり、何故か書く手が止まってしまった。 一体何をどこから書いて良いのか?と悩んでしまったからかもしれない。 この楽曲は弾き語りで作った曲で個人的にも非常に気に入っている。しかしライブで歌うにはあまりにも一つ一つの言葉がずっしりとのしかかって来る為、かなりのパワーを要する。自身の経験から来る感情をそのまま綴っているからかもしれない。 楽曲解釈はもちろん受け取った人それぞれで楽しんで頂きたいのだが、この曲を書く元になった経験は「愛する人の知らない一面を

            #6 - 夜の物語~星辰大海より

            中国の動画サイトbilibiliの企画で始まった、中国曲カバーシリーズの中の1曲。 現地の人気楽曲を日本語歌詞にして歌って欲しいという内容だった。 今でこそカバー曲の括りで”三日天下session”に加えているが、企画が始まった時はただ唐突にYoutubeアカウントに投稿するのみだった。時期はコロナ禍1年が過ぎたくらいで、全くおさまる様子もなく中国ツアーも組める気配が一切なく、海外ツアーは全滅、国内でもライブも出来ないレコーディングも配慮に配慮を重ねてようやく決行という状態だ

            #5 - Love Me Tender

            言わずと知れたavex全盛期、それはそれはもう高い歌声ブームが起きていた。 その頃のJ-popの流行りはユーロビートなリズムを主軸としながら女性ボーカルがとにかく高音で歌うという楽曲ばかりがカラオケで好まれていたように思う。 その当時の私はユーロビートは苦手、ブラックミュージックは好き、J-popはカラオケ用に練習する、という状態だったので、好きと苦手が融合した流行を追いかけていた。 この頃は小室サウンド全盛期でもあるので、いわゆるシャカシャカ系の曲は全て小室メロディを踏襲

            映画「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」 映像美と音楽のオシャレ感、どんでん返しものなのに90分で終わるところも好み。映画好きならオチは途中で分かるかもしれないけど、飽きない展開なので面白い。 俳優さん達の演技がすごく好きだった。 https://gaga.ne.jp/9honyakuka/

            「海にそらごと」- 映画『DIVOC-12』より オムニバス映画の中の一編、約10分で絵もストーリーも良かった。 中村ゆりさん好きだな。新人の髙田万作さんは要チェック俳優だと思う。切ない空気感を持っているので色々出て欲しい! https://bd-dvd.sonypictures.jp/divoc12/films/movie9/

            #4 - Here Comes The Sun

            このカバー曲シリーズでは実はビートルズの楽曲がちょいちょい挟まる。 実は中国のbilibili(中国版Youtube)で、ビートルズカバー特集の企画があるので参加して欲しいという声がかかったのがきっかけである。bilibiliに提供したのは2曲だったが、三日天下メンバー全員が当たり前にビートルズを通っていたこともあり、こちらのカバーシリーズでもやってみようという流れになった。 私は実家にあった赤盤青盤レコードを子供の頃に聴いており、特にポップな赤盤を主に聴いていた。このカバー