不安を紛らわす日常の方法

寒くなってきましたね。暖を囲む季節ですね。寒い中でのロシヤ、ウクライナ、イスラエルとハマスの戦争は1日も早く終わってほしいと思います。
こうした戦争の悲惨な状況がテレビやネットを通じて流されます。

今月のテーマ「未来への不安を紛らわせて日々を明るく過ごすコツ」
このテーマと繋がっていると思うのですがテレビを見ていて「不安」になってしまう、という人の話を聞くことがあります。他人事ではなく自分のこととして受け止めて、不安が膨れ上がってしまう。こうした人は少なくはないと思います。確かに戦火の中で医療も食料も少なく連日亡くなる人が増え、銃声やミサイルによる耳を切り裂くような音が聞こえる。それを自分の身に置き換えたらと感じると不安が大きく膨れ上がってきます。不安を感じ始めると意識しなくても風船が膨らむように大きくなっていきます。どうしたら良いのだろう。

先のテレビを見て不安になるなら、まずやるべきことはテレビを見ない、ということが大切。人は視覚情報に大きく影響を受ける、それを遮断する、ブロックする。同時に不安な気持ちを無理に消すことにこだわらず、他の何かに置き換えて紛らわす。たとえば、「話す、動く、場につながる」これが不安を紛らわす3原則だと思います。話すことはその感じた不安を話す、他人の意見を聞くことでそんなに敏感にならなくていいんだと切り返しできる、動くことは運動できる人は運動する、散歩でも良し、身体を使うこと、心のストレスは身体を使うことが原則。身体を使うことが億劫ならゆっくりお風呂に入るでも良し、整体に行くのも良し、身体を刺激することが大切。

場につながるとは、話すことにつながりますが、関心あるサークル活動や、人が集まる場に参加して刺激を受けることも大切。リアルにつながることで様々な情報が入ってきて、まさに紛らわす状態がつくられる紛らわすとは他のものと入り混じって、分からないようにする、ことだから何かの場に参加することはとても良いこと。昔はそれが「お母さん方の井戸端会議」だった。

 未来への不安ということは自分の未来への予期不安ということになります。不安は一次感情と言われ、その不安から怒りや自責の気持ちが出ることになります。不安を一次感情とするなら0次感情とは何だろう。先々の健康問題かもしれない、あるいは家族問題かも知れない、男性なら定年退職後の身の振り方かもしれない、若い女性であれば結婚問題、4,50代で自分のキャリアのことかもしれない。もやっとしていることに対して向き合う必要がある、というシグナルかもしれないのです。そこに焦点、フォーカス(悩みの正体)することは大切だと思います。

 未来の不安を紛らわすこと、とは未来に向き合うこと。今の不安を紛らわす方法は先に行った通りなのですが、紛らわせた後はその未来に向き合うことだと思います。健康問題なら、なぜ気になっているか、そこに向き合い、医師に相談する、ネットで調べてみる。先のいくつかの例をあげましたが、家族問題、定年退職後、結婚離婚問題、自分はどうしたいか、そのために今から何をするか具体的に考えてみると良い。不安な気持ちを正しく把握して、不安な気持ちから距離を取って考える、そして方向づけしてみる。そして今が何をすることが良いか考えていく。

今日のテーマは3つに分けることが出来ます。
 1つは今の不安を紛らわすこと
 2つには不安は未来を見つめる信号だということ、不安の正体を見ること
 3つには今から何をすることが良いか、今の考えと行為が未来の結果をつくることになるから実現に向かって小さな目標を立てる、そしてその実現に向かって現在を過ごす。

不安、悲観からは未来は開けることはできない。
未来は自分の描いた、ありたいイメージや具体的な目標でしか開けられない。明るく過ごすコツは、自分の心を形成する人間関係に対して自分から相手を幸せにするプラスの働きかけが出来るかどうか。人は喜び幸せを感じたいと思っているから、それに応えましょう。
 
今日のワンポイント「不安は紛らわすこと、不安の正体を見つめ、未来を見つめ直して日常の行動に移すこと」
 紛らわすのは話す、動く、場に参加すること。不安は信号、わけがあるから見つめ直す、そしてみたいと向き合い、今、この瞬間を明るく前向きにということですね。
 

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