見出し画像

じぶんの強みの見つけ方 [勉強会ログ]

先月(2021年2月)に行った勉強会「じぶんの強みの見つけ方」

思いの外、たくさん嬉しいコメント頂いたので、時間は空いてしまいましたがnote版を用意しました✍️

昼休みにサクッと読めるよう、手短に。


1.「能力の輪」の中で勝負しよう

投資の神様とも称されるウォーレン・バフェット氏の名言の一つは

Play within the circle of competence.(能力の輪の中でプレイしよう)

ここでいう「能力の輪」とは何でしょう?

図解では以下のように示されています。

画像1

[画像引用元] https://fourweekmba.com/circle-of-competence/

わかりにくいので日本語でざっくり表すと

自分の関与するビジネスにおいて
「熟知している重要かつ実行可能なこと」《能力の輪》と呼ぶ。

だそうです。

バフェット氏のこのコンセプトは、メジャーリーグの出塁王テッド・ウィリアムス(1918-2002)の書籍「The Science of Hitting」からインスパイアされたものです。

参考情報
Buffett mentions reading Ted William's book, The Science of Hitting, as the inspiration for his concept.
[テキスト引用元] http://www.agmovementproject.com/blog/circle

テッド・ウィリアムスは、自分のストライクゾーンを77マスに分割し、それぞれのマスの打率を算出していました。

これをもとに、彼は苦手なゾーンに来た球では勝負せず、得意なゾーンで勝負をしたから出塁王になれたのだと語ります。

画像2

[画像引用元] https://fs.blog/2013/07/make-better-decisions/

自分の得意分野で勝負し続けることがいかに大事かが分かってきます。

では、テッド・ウィリアムスやウォーレン・バフェットのように、自分にとっての得意分野をどんなふうに見出せばいいでしょうか?


2.自分の強みは「水ぶくれ」が教えてくれる

能力の輪で勝負しよう、得意分野で戦っていくぞ、と思っても簡単には自分の強みを見つけにくいのが実際問題。

それに対して、有効打を示してくれたのが以下の記事でした。
(一読オススメです👍)

内容を意訳すると

・「水ぶくれ」ができると、つい気になってしまう
・同じように、つい頑張ってしまうことがある
・それにこそ時間を傾けるべき
・意識して努力することより能力が伸びやすい

能力の輪を見つける上で最初に目を向けるべきは、つい気になってしまう「興味関心が常に向いてること」だと言えそうです。

能力の輪が、あと少しで見えてきそうな気配ですね。


3.自分の興味関心は「嫉妬」と「本棚」が教えてくれる

◆嫉妬から知る「興味関心」
以前、番組でビートたけしさんが「嫉妬する相手は、自分を成長させてくれる。なぜなら彼らは成長に向けた刺激になるし、なにより自分の目指したい方向を示してくれるから」と番組で話されてたのがとても耳に残ってます*。

*テレビ番組ゆえに明確な情報源が思い出せません…

自分がこうなりたいという方角に向かって努力している人じゃないと、たしかに嫉妬心は生まれないし、方角が外れてると「すごいなぁ」と感心しておしまいなので、すごくいい判断材料だなと今でも思ってます。


◆本棚から気づく「興味関心」
また、これまた過去に教わって腹落ちした話ですが、自分がわざわざお金をかけて集め、手間暇をかけて読み、そして大事に保管している「本」。
本棚にこそ自分の興味関心があらわれているという話がありました。

曰く、その人の本棚を眺めればその人の性格や趣味嗜好がわかるのだそうです。

もし自分の興味関心が何かを知りたくなったら「どんな人に嫉妬している(いた)か」「どんな本を多く集めているか」を振り返ってみるのが有効だと言えます。

[参考までに]
石川が嫉妬する方
 
→IDEO社、サービスデザイナー系
石川がよく集めてる本
 →行動経済学/心理学/UXデザイン/マーケティング/プロダクトマネジメント


まとめ

大まかに今日の話をまとめると

1. 得意分野で勝負しよう
2. 得意分野は時間が築くもの
3. つい好きでやっちゃうことが「得意」のタネ
4. 興味を思い返すには嫉妬心と本棚を振り返る

能力の輪をはっきりさせるプロセスとしては

①自分の興味関心ドリブンで《能力の輪》の位置を特定
②時間を重ねて《能力の輪》を強固にしていく

という流れですね。


ちなみに、

水ぶくれ理論を語るダン・ケーブルは、記事の最後でこう締めくくっています。

「水ぶくれに従おう」というアドバイスに従うと、何度も同じ活動を繰り返すことになるため、やがて水ぶくれの段階を通り過ぎて、タコになる。ついには、練習したり実践したりすることで、その活動があなたに特色をつけていく。そして、特別な能力が身につくことになる

素敵なタコを作りたいですね👍

おわり

サポートいただけたら、嬉しくて本屋に行くと思います・・・笑