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英検準1級二次試験のこと

少しお久しぶりです。ここのところ英検受験対策で忙しく、なかなかnote書けませんでした。
一次試験(リーディング、ライティング、リスニング)を通過し、一昨日、二次のスピーキング試験を受けてきたので、それについて記録しておきたい。
一次については後日また書きます。今日は二次について。

二次試験当日まで

スピーキングは自信があるとは言えないけど、一応オンライン英会話もやってきたし、言語交換でネイティブと話したりもしているわけで。四コマ漫画のナレーションと4つの質問に答えるというテストは、どうしても合格したいものだった。一次は合格率15%と厳しいけど、二次は80%らしいし。

とはいえ一次が合格しているかわからなかったので合格発表まではなんとな~く、しかし合格発表後の2週間は、本腰を入れて練習した。ナレーションは過去問+問題集を繰り返し、質問はさまざまな分野から質問を想定して「こう来たらこう答える」と決め、自分で文章を作って復唱した。

試験当日

面接官は日本人女性で、ジャパニーズアクセント。
いやもう、日本語しゃべっちゃいそう…やばいやばい。
アイスブレイクの質問は「簡単に自己紹介をしてください」。練習通り答える。もう一つ質問が来るかな、と思ったら、ではカードをという流れで、え?!もう?!という感じ。ずいぶん事務的だなぁ。。

■四コマナレーション

練習が功を奏し、自分的にはいい感じ。イラスト内のセリフは間接話法で言えたし、主人公のcompany's presidentが新聞の広告を見てアイディアを思いついたことは、, which gave him an ideaという言い方ができた。
最後のコマで、会議に遅れてきた男性従業員の様子を「焦っている」と言いたかったけどうまく言えなくてフィニッシュがきれいに決まらず。Are you finished?と聞かれて小さくyes..でおしまい。ちょっとかっこわるかった。
時間は30秒くらい余ったのかな。練習時もすらすら言えるとそんな感じだったから。
ともあれ、まずます。いいぞ。

■質問1~3

1 あなたがこの男性ならどう考える?
これは何度か練習したパターン。「従業員に昼寝をさせるというアイディアは良かったけど、彼らが会議に遅れないようにしなくてはいけない。何か対策を練らなければ。ミーティングをして話し合えば、いい案が見つかると思う」みたいなことを言った。これはまあOK。

2 給料はキャリアにおいて最も重要か?
salaryが微妙だったので一度聞き返した。
「なかには最も重要だと言う人もいるだろうが、わたしはそう思わない。人はそれぞれ仕事の目標を持っていて、それは必ずしも給料によってかなえられるとは限らない」みたいな感じ。
まぁまぁだったかな。

3 人々はメディアの情報に影響されやすいか?
これも一度聞き返した。いや聞き取れてはいたのだけど、聞き返すとその分落ち着いて答えられるなと2のときに感じたので。
で、なぜかとっさに、練習したパターンにあった、「人々はもっと政治に関心をもって、自分自身の意見を持たなくてはならない。そして、その意見を選挙などを通じて政治にアピールしなくてはならない」と答えた。
あとで考えると、人は容易にメディアの情報に流されやすいから、という説明が抜け落ちていた。それになぜか政治に特化……今思えば少し突飛な、ずれた回答だった。でもまぁ、点数は少しはもらえるかと。

■質問4

4 政府はもっと労働者を守るべきか?
これが、一番困った。
Should the government protect workers?
またも一度聞き返す。
いや本当は聞き取れている。でも、え? companiesじゃなくて? となってしまい、頭の中がパニック。何も思いつかない。どうしよう。
The government should protect workers. と言って、続きが出てこない。でも沈黙はダメ! 何か言わなくちゃ。Let me see…workers are important for the government…because…and…Ok, ……would you say that again? えええー! この期に及んでまた聞いてしまった。何やってるんだわたしは!? おーい、話し始めておいて聞き返すってありなのか??? しかも2回も(試験後調べると、2回からは減点だとか)。

もう焦っちゃって、そうだ、政府が労働者を大事にしなくてはいけないのは、これから日本は世界でcompetitiveでなくてはならないから、みたいなパターンがあったなと思い出し、
「政府にとってグローバルマーケットで勝ち抜ける人材が重要だからそういう労働者を守るのは大事だ」とかなんとか、支離滅裂、すっとこどっこいな珍回答をしてしまった。
これはもう、0点に近い出来。

これまでは「うんうん」という感じで聞いてくれていた面接官も、これには「はぁ???」という様子だった。
自分の出来にもその反応にも恥ずかしさとショックでドキドキが止まらないまま、Here you areと言ってカードを返し、Thank you very muchと言われたのに対しThank you very much、Have a good dayにYou, too! と何とか答えて退出。
はぁぁぁぁぁぁ。何というアホな回答をしたんだわたしはと落ち込んで、自己嫌悪でふらふらして、どこにも寄る元気もなくまっすぐ帰宅。

思うに、質問に対してあらかじめ考えておいた回答を無理やりあてはめようとしたのが敗因だったか。
でもとっさに答えるのは難しいし。。
というか、わたしの頭が悪いせいで、4番目については日本語でも答えが浮かばなかったというのが致命的だった。
帰ってきて夫に聞くと、「普通に考えて、政府は会社が勝手なことをして不当に従業員を働かせないように労働者を守る義務があるっていうようなことじゃない?」と言われて、あぁそうかと。それだった。労働基本法・労働基準法…の世界。何ならかつて健康保険という近い業界で働いていたわたし…なのにあの状況でとっさに頭に浮かばなかった。なぜなんだ? わからない。
けど、仕方ない。情けないけど、しでかしてしまった。こんなひどいレベルの受験者はほかにいないと思う。面接官もびっくり…だろう。

自己採点

四コマナレーション:12点/15点
質問1 4点/5点
質問2 4点/5点
質問3 2点/5点
質問4 1点/5点
アティチュード:2点/3点
合計 25点/38点

ナレーションはわたしとしては満点だけど、どう評価されるかは全然わからないので、控えめに。まあ少なくとも12点はとれていると思うんだけど。。
アティチュードだって自分的には満点ですよもちろん。でもつまったりアワアワしたりしたからね。。ただ、1ってことはないと思いたい。

ボーダーが23点?24点?なので、ギリギリ合格、な予想。ただし質問4が0点だったり、1~3も1点ずつマイナスだったりするとかなりまずいことになる……そしてそれはかなり不本意だけど……4に関しては不合格レベルだけどその他はそこまでではなかったと思うので(思いたい)。
でもこればっかりはわからない。
もし不合格なら、不本意ながら、あと2回一次を受けずに二次だけ受けることができるらしいので、また受けるしかないと思ってる。

※画像は一刺し一刺し時間をかけて先日完成した刺し子。英語も同じだと思う。留学経験はもちろん、40代前半で英語独学を開始するまで学校のreadingしか経験がないわたしが英語を聞いたり話したりできるようになるには、日々続けていくしかない。
逆に言えばわたしには、練習しかできることがないのだ。そして、コツコツと練習し続けることができることがどれだけ幸せなことか! その幸せをかみしめて、日々学んでいきたいと思いを新たにしている。

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