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英語多読のこと

英語学習の一つとして多読に取り組んでいます。多読というほど読めてはいないと思うけど、できる限り。
絵本からカズオイシグロまで、いろいろと興味のあるものに挑戦しているけど、5歳くらいの子が読むような絵本でも意外に骨が折れるので、ほんと自分の英語力の浅さを思い知るばかり。

例えばLeoLionni。まずはかの有名な「Swimmy」を読んでみたらその切り絵の見事なこと! あまりの素晴らしさに魅了され、図書館にあった他の作品も次々に借りてきては読んだ。
そして文章がね、知らない単語だらけだったりするわけです。例えば「Nicolas, Where Have You Been? 」。

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He heard the noise of flapping wings. 彼は羽ばたきの音を聞いた。
※flap 羽ばたく、パタパタと動く
Ugly bird swooped down on him. 醜い鳥が彼を目がけて急降下してきた。
※swoop (空から舞い降りて)飛びかかる、襲う
Nicolas plunged through the air.
ニコラスは空中に飛び込んだ。
※plunge 飛び込む

まあこんな具合で、英検1級レベルとかって辞書に記されているような単語が普通にバンバン出てくる。英検1級ってNativeの小学生レベル(高学年?)だと聞いたことがあるけど、それほんとよくわかる。

最近読んだのはRoald Dahlの「George's Marvelous Medicine」。Roald Dahlは薄めの本を借りてきては読んでみているけど、どれも奇想天外というかナンセンスというか、ハチャメチャなところが……
正直好みとは言えないけど、それなりに楽しく読んでいる。
そして、気に入った表現を覚えるようにしている。ああ、Nativeはこんなふうに表現するのか、と思いながら。例えばこんなの。

George's father came down to breakfast in a state of greater excitement than ever.
ジョージの父親が、いつになく興奮した様子で朝食に下りてきた。

I can't possibly remember all the hundreds of things I put into the saucepan to make the medicine.
薬を作るために鍋に入れた何百もの物を全部覚えているわけがないのです。

「Swimmy」ではこんなのとか印象的だったな。
strange fish, pulled by an invisible thread...
不思議な魚たち。見えない糸にひっぱられているよう。

英語は美しい。読むのも口に出すのも楽しいし、単語や表現をたくさん覚えて使えればより楽しくなる。牛歩でいい。止まらずにやっていこう。

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