☆本#425 理系的考察「オメガ城の惨劇」森博嗣著を読んで
昨年秋に出た作品。
最後にベニコもちょっと登場。
語り手はフランスの科学雑誌記者のミヤチ。
編集長にマガタ・シキから日本のとある島にあるオメガ城への招待状が届く。が、予定があり行けない彼の代わりにミヤチが行くことになる。
ミヤチは滞在していたホテルで、サイカワを見つける。彼女の親友が彼のファンだった(彼の妹が書いた事件解決の本がフランス語で出版されていたため)。彼も招待されていた。ほかの招待客は、物理学者、数学者等、7名だった。
初日ディナー後、マガタ・シキが登場し、手短に話をして去っていく。その晩、悲鳴を聞いたミヤチ。同じく悲鳴を聞いたサイカワと、その他の客を確認すると、4名死亡していた。しかも、そのうち一人は何故か招待客ではなく、見知らぬ女性で、客のレーヌは消えていた。
警察に連絡しようとするが、停電。しかも、従業員もみな消えていた。
翌朝、サイカワと城のスタッフのニモイが電気系統を調べている間、ミヤチはケーブルカーに乗り港に向かう。が、到着後意識を失う。
目を覚ますと拘束されており、失踪していたレーヌもその部屋にいて拘束されていて…。
今回のケースは途中推理のヒントが出てくる。ただ、サイカワである必要はあったのかな、という気も。
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