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☆本#607 圧力「いい子のあくび」高瀬隼子著を読んで

中編1作と短編2作。表題は中編。

中編。
主人公 直子は会社員。
ある日、自転車とぶつかりそうになる。が、中学生らしい男子が、ハンドルにひじをついて両手でスマホを持って近づいてきても、気付かないふりをしてぶつけられる。中学生 ヨシオカは直子の悲鳴でバランスを崩し、背後から来た車にぶつかる。軽傷だったので、結局警察は呼ばず。

直子には中学教員の恋人 大地がいて、結婚の話も出ているけど、結婚に対しても彼に対しても直子は一歩引いて冷めた目で見ている。
友達付き合いにしても、会社の上司に対しても、好印象を持たれるよう、負担にならないよう気を付けている一方、人に対して厳しい目を持つ。

ヨシオカは実は大地の教え子で、ヨシオカのSNSを直子は知っていた。そのSNSで、ヨシオカの同級生が先生の恋人を見たという。ふたりは手をつないで映画館から出てきたと。その日直子は残業していた。
後日、直子は大地のスマホを見ると…。




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