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☆本#420 古典 「メグレと若い女の死」ジョルジュ・シムノン著を読んで
1989年に既に亡くなっているベルギーの小説家。本作の映画から、原作を知った。1954年に書かれた作品でメグレ警視シリーズのひとつ。解説によると、著者が最も油の乗り切った頃の作品だとか。
夜も更け、メグレが刑事部屋から出ると電話が鳴る。受話器をとると二十歳ぐらいの若い娘の死体が発見されたと。メグレは部下と現場に向かう。そこには、地区警部のロニョン(上昇志向の小難しいタイプ)が既に来ていた。彼の担当地区だったので。
娘は3月の寒い中コートも来ておらず、イブニングドレスだけで、片方の靴を履いていなかった。ハンドバッグもなく、身分証明書も見つからず。
早速聞き込みを開始すると、ナイトクラブの女給でも、検死の結果から客をとっている女でもないことがわかる。死因は頭蓋骨折。
部下らの聞き込みから徐々に娘の人物像、経歴、周りの人物・背景等がわかる。そんな中、ロニョンからの連絡が途絶えるが、メグレは真相に近づいていき…。
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