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☆本#471 団結!「特捜部Q カールの罪状」ユッシ・エーズラ・オールスン著を読んで

シリーズ9作目。
タイトルにあるNatrium Chlorideは塩化ナトリウムことで、事件のつながりを示すキーアイテム。

2020年11月、ひとりの女性が60歳の誕生日に命を絶った。殺人捜査課課長ヤコプスンは彼女が爆発事故の巻き添えで亡くなった子供の母親だと気付く。不審な点があったことから、特捜部Qに捜査を依頼する。

特捜部の責任者カールがいつものように部下のアサド、ローセ、ゴードンを馬車馬のように働かせ、過去の事件とのつながりを見つけ出す。

一方、ヤコプスンのところに麻薬捜査員が来て、カールの麻薬取引関与を伝える。自らも、事件に関係すると思われるステープル釘打ち機事件を調べ始めるが、カールの自宅捜索が決まり…。

コロナのせいで捜査に制限がある中、特捜部Qはなんとか容疑者を特定し、次の被害を食い止めようとするも、ゴードンが捕まり…。


今回カールに事情があって、いつも以上の団結。
そして次回、これまで小出しだったステープル釘打ち機事件の全容がついに明らかになる。デンマークでは年内に出版される予定らしい。



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