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☆本#596「誰も悲しまない殺人」キャット・ローゼンフィールド著を読んで

著者の本は初めて読む。本作は賞にノミネートされている。
語り手は、リジーの章では殺害された(?)主人公のリジー、たまに刑事のバード、その他。

火曜日の朝10時少し前、廃品置き場から煙が昇る。実は何時間も前から燃え続けていた。住民を避難させるために向かった湖畔の家で、保安官補は女性の死体を発見する。それは、家の持ち主のリジーだった。夫のドウェインは行方不明。

リジーは、閉鎖的な村人に嫌われていた。警察は、ドウェインの行方を捜しつつ、リジーが別荘を貸していた有名インフルエンサーのエイドリアンを訪ねるが…。


読後、先日読んだ時代小説の短編と、ペネロペ・クルス主演のスペインのぺドロ・アルモドバル監督のある作品を想起。法的裁きなしの。流れ的にそこがポイントじゃなく。
本作の場合は最後の流れから、裁かれる可能性はありそう。



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