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☆本#38 増刷され続ける本「禁色」三島由紀夫著

三島由紀夫は1925年生まれなので、あと5年で生誕100年。亡くなってから、今年で50年。

「禁色」は1965年に出版され、いまだに定期的に増刷されている作品。言葉や表現がきれいで、語彙が豊富。主要登場人物のひとり、美貌の若者はバイセクシャルという設定。

作品より、作者のほうが興味深い。

美輪明宏が語る天才作家・三島由紀夫」を読んで、身長が163㎝だったと知りびっくり。最近見た50年目の真実という映画では、まわりにいた学生とそれほど身長差が感じられなかったので気付かなかった。トム・クルーズも背が低いので、身長差があまりない俳優を共演として選んでいると聞いたことがあるけど、この映画はドキュメンタリーなので、当時そもそも日本にはそれほど高身長はいなかったのか?

頭脳明晰で、身体コンプレックスを30代で克服し写真集まで出し、俳優になり、歌も歌い、さらに映画監督もするマルチタレント。強靭な精神力と行動力、そして、実現力も併せ持つ。

短所が見当たらないところが短所?

三島の作品は海外でも評価が高く、晩年の行動も注目され、三島の死後日米合作映画(監督アメリカ人、俳優日本人)「Mishima: A Life In Four Chapters」が公開された。しかし日本未公開。いつかみてたい。



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