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☆本#37 普遍的なもの「さぶ」山本周五郎著を読んで
山本周五郎は、本名を清水三十六(サトム)という。山本周五郎という名は、当時の雇い主の名前が由来。どうやら恩義があるらしい。
直木賞を決定後辞退した。
「さぶ」はドラマで偶然見たのがきっかけで、青空文庫で見つけたので原作も読んでみた。1963年に書かれているので著者が60歳のときの作品。
時代に関係なく、人間の心情は普遍的で、苦難はひとを成長させる。
とはいえ、主役の英二は濡れ衣を着せられひどい目にあう。それでもめげなかったのは周りのおかげが大きい。それと、本人の気付き。
この気付き(と、それに伴う成長)は、ある意味その後を決定する分岐点といえるかもしれない。
人を苦しめるのも、救うのも人間なのだ。
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