英語中級者にもおすすめ 映画「パディントン」
どちらかというと、ディズニーのプーのほうが好きだ。
でも、この映画を見て、パディントンも好きになった。
探検家がペルーくまに遭遇して、殺されもせず仲良くなって、くまがひとの言葉を覚えて...、というイントロ部分ですっかりひきこまれてしまった。
とくに一緒に笑顔で写真に写ってるとこなんて、ウケる。ちゃんと歯をみせて笑っているくま...。
パディントンが駅で出会うブラウン婦人は、アカデミー賞をとった「the shade of water」の主演女優だった。ウッディ・アレンの「ブルージャスミン」という映画で、ケイト・ブランシェットのやさしい妹役だったことをずいぶんあとで知ったけど、この映画でもやさしい女性を演じている。というか、結構ほほえましいというか。
なぜ英語中級にお勧めかというと、パディントンは子熊なので、英語がわかりやすい。イギリスが主な舞台なので、ほかの出演者たちもアメリカのようなリエゾン英語(2つの単語をひとつで言うような感じ)ではなく、イギリス英語なのでわかりやすい。といっても、こてこてのイギリス英語でもない。イギリス英語は、アメリカ英語と比べて、単語をちゃんと一つ一つ発音する。そもそも客層が子供も含んでいるので、語彙的にもハードルが低いと思う。
そして、パディントンは子熊だけど、さすがに階級社会のイギリスが舞台だけあって、駅で出会ったブラウン氏やブラウン婦人をファーストネームでは呼ばない。礼儀正しい子熊なのだ。
イギリスの映画やドラマの衣装のデザインは結構時代に関係なくいいなと思うのがある。アガサ・クリスティーの原作の映画やドラマや、日本が明治・大正・昭和初期のころのイギリスの映画やドラマでも、ファッションが素敵だったりする。階層の高いひとたちばかりでなく、貧しくても、貧しいなりに服装はきちんとしてて重ね着がよかったりとか。
パディントンが来ているダッフルコートは、実はブラウン氏が子どもの頃にきていたもの。古着を大事にするイギリス人。でも、そもそも素材がいいから長持ちするのだろう。
古着ってどうも苦手だったけど、日本にも古くても質の良い製品はあるので、そういうのを探してみたいなーという気にさせられた...。
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