見出し画像

☆本#419 捜査ツールにバクテリア「生物学探偵セオ・クレイ 街の狩人」アンドリュー・メイン著を読んで

シリーズ2作目。

前作で事件を優先したことからか、現在は教授ではないクレイ。
そんなある日、殺人鬼を突き止めたニュースを知った男が、9年前に行方不明になった息子を探してほしいと訪ねてくる。
最初は、その話を受ける気がなかったクレイだけど、気が変わり話を聞きに行く。

彼が作ったプログラムツールを使い、警察の事件調書を見ていくうちに、ただの行方不明ではないことに気付く。そして、数十年にわたって何人もの子供を殺している犯人を、再びひとりで突き止め…。


学習能力の高いグレイは前回で学習し、今回は銃を携帯し、格闘のスキルも磨いていたので、もうぼこぼこにはやられず。しかも、警察への対応策をちゃんと考えていて、あしらいがうまくなっている。最後がちょっとスムーズ過ぎであっけない。

バクテリアを使った捜査とか作中の生物関連の蘊蓄は興味深いけど、こういう生物を使った捜査や実験を知らないというのはかなり怖い気も…。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?