☆本#606「世界のニュースを日本人は何も知らない４」谷本真由美著を読んで

シリーズ１が興味深かったので４も読む。
本作は著者が訪問した都市の描写が（おそらく）意図的に誇張。最後に前回同様リサーチについての推奨検索エンジンあり（例えば、bing, swisscows, duckduckgo, gibiru, mojeek, brave, etools, metacafe, slideshare, boardreader, cc search, internet archive。ほかにMITのimprovethenews.org)

「スパイ防止のために留学を拒否される中国人留学生」という章では、「アメリカとイギリス」では（本作が書かれた時点の）２年前から「国家安全保障政策のため中国の大学との提携解消」「特定分野での留学生の受け入れ禁止」だとか。
豊富な水があり、自然豊かな日本の東北になぜ「イギリスエリート校がアジア校を解説する理由」もなんだか腑に落ちた。

ヨーロッパでは、親の仕事等の影響もあって様々な国で暮らした経験がある人は、生まれた国より子供時代に過ごした国の国民っぽいとか、ヨーロッパな南下するほど「男は男らしく、女は女らしくセクシーに」で、オフィスでの女性の服装もそうだとか。日本のジェンダーレスとは違うと指摘。アジア人はニュートラル化できる骨格的な違いもあるかも。
アメリカの同調圧力が強くきつい点の指摘は、同意。

「ロシアの政策的混血」、西欧はロシアの民主化を企んでいたけど失敗、とか、「ロシアは巨大な灯油屋さん」とか、「robloxで世界史を学ぶ子どもたち」、ロシアのmeme等々、いろいろ興味深かった。

エリザベス女王が終の棲家として選んだバルモラルにはいつか行ってみたい。