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⭐︎本#535 ”考える根底に、差別” 「情景の殺人者」森博嗣著を読んで

過去シリーズの登場人物が主な語り手。

冒頭、雪の上に流血の死者シーン。

探偵の小川は、同業者の紹介で舞台女優のパートナーで男優の浮気調査を引き受ける。相手はすでにわかっているという。
アシスタントの加部谷が小川と交代で男優を見張っている時、依頼した女性が殺害される。真っ白な雪の上に血を流し…。

パートナーの男優が容疑者として捕まるも証拠不十分で釈放され、毒殺されそうになり…。


加賀谷と友人のジャーナリスト雨宮の男女差別の会話がちょっと深い。雨宮の名古屋弁が強烈でいい感じ。
著者の次回以降の予定に「Ωの悲劇」とある。Gシリーズだろうか。



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