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ジャンルにこだわらず読んだ本あれこれ。
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2022年11月の記事一覧

☆本#386,387 ミステリーからサイエンス「λに歯がない」「目薬αで殺菌します」森博…

前者は、完全密室のT研究所で4人の銃殺死体が発見され(全員のポケットに「λに歯がない」と書…

☆本#385 選択肢と適合性 「喜嶋先生の静かな世界」森博嗣著を読んで

著者の本はまだミステリー系しか主に読んでないけど、これはミステリーではなく、理系大学院や…

映画「私の中のあなた」「潜水服は超の夢を見る」(本#384)を観て

前者はアメリカ映画、後者はフランス映画。両者の共通点は原作があり、その結末や内容(設定)…

☆本#375-383 三角関係と遺伝「Vシリーズ」森博嗣著を読んで

Vシリーズ10冊のうち、9冊読了。 語り手は、保呂草、28歳。時代は1970年代後半?探偵兼便利屋…

☆本#374 理不尽かどうか「アリスが語らないことは All the beautiful lies」ピーター…

大学の卒業式が間近なハリーのもとに、4年前に父と結婚した後妻のアリスから連絡があり、その…

☆本#371-3 生物科学「τになるまで待って」「ηなのに夢のよう」「χの悲劇」森博嗣…

Gシリーズ3冊。 τでは、加部谷、山吹、海月がメイン。バイト先で隔離され、そこで人が死亡し…

☆#370 ヒトの奥深さ「靴ひも」ドメニコ・スタルノーネ著を読んで

映画を観たいと思っていたのに、結局タイミングが合わず、原作を読むことにした。 3部構成。 第一の書は、妻から浮気した夫への数回にわたる手紙。それぞれ違う状況で、進捗がありつつ、怒りがぶつけられている。冷静なようで、感情的なような。 ああ、いつまで続くんだろうと思っていると第二の書が始まる。 第二の書は、語り手が夫。高齢になった二人がバカンスから戻ると部屋が荒らされていて、猫が消えている。二人が別れていない理由はなんだろうと思って読み進むと、いろいろ背景や事情がわかってくる