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ジャンルにこだわらず読んだ本あれこれ。
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2022年8月の記事一覧

☆本#349,350 現役医師の書く小説「神酒クリニックで乾杯を」「ひとつむぎの手」知念…

前者はシリーズものの第一弾。個性的で秀でた能力を医師らと働くことになった主人公が事件に巻…

☆本#348 世界観「刺青(しせい)」谷崎潤一郎著を読んで

短編。 1910年(明治43年)11月の作品。 青空文庫で読める、リンク。 江戸時代の、世間がのん…

☆本#347 弱さ「クライマーズ・ハイ」横山秀夫著を読んで

久々に映画のほうを見て気になってた箇所があったので、原作を読んでみた。映画では時間の制約…

☆本#346 浅く深く「淡雪の記憶」知念実希人著を読んで

ミステリー系で探していて見つけた本。著者は現役医師。 この作品は、神酒クリニック・シリー…

☆本#345 期待を裏切らない「六人の嘘つきな大学生」浅倉秋成著を読んで

書評で知り、面白いことが前提で読んでも面白かった。 前半と後半に分かれていて、前半は、就…

☆本#344 不幸と幸せ「ばにらさま」山本文緒著を読んで

著者の書く話は、語り手がメンタルで追い込まれて境界を越えそうな危うさがある。今回も、そん…

☆本#342,343 文化「ハンサラン愛する人びと」「ランチに行きましょう」深沢潮著を読んで

断捨離番組に出ていた著者を知り、未読だったので読んでみた。 前者はデビュー作の韓国人のお見合いおばさんを含む、在日韓国人をメインとした短編集。後者は、幼稚園バスの送迎で知り合ったママたちそれぞれが語り手になる短編集で、韓国は関係ない。 著者は両親が韓国人で、日本育ちなので、韓国人側の気持ちは結構リアルなのもあるのかなと思う。 読んだ順は逆なんだけど、デビュー作を読んだ後でランチのほうを振り返ると、韓国色がないのが惜しいような。そこが差別化ではあるし。 偶然か登場人物の名前で