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ジャンルにこだわらず読んだ本あれこれ。
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2021年3月の記事一覧

☆本#163 生きてる理由を失うとき「心は孤独な狩人」カーソン・マッカラーズ著を読…

この著者の本は以前読んだことがあって、ついにデビュー作で代表作の本作品を読んだ。 訳は村…

☆本#162 「自分で「始めた」女たち in the company of women」グレース・ボニー著を…

クリエイター向けサイトを開設・運営してる著者が、112人の女性プロフェッショナルたち、ア…

☆本#161 イギリスの底辺「子どものたちの階級闘争 ブロークン・ブリテンの無料託児…

以前著者がウェブでイギリスについて書いてるエッセイが面白かった。で、この本を読んでみた。…

☆本#159,160 「君は永遠にそいつらより若い」「婚礼、葬礼、その他」津村記久子著を…

「君は〜」は長編、もう一つは短編2つ。 前者の主人公は大学4年女子。思いがけない(流れ的同…

☆本#157,158 「ワーカーズ・ダイジェスト」「カソウスキの行方」津村記久子著を読ん…

前者は、短編2つ、後者も短編2つ。ちょうどよいボリューム。 どちらも20代男女社会人の主に会…

☆本#156 「ポトスライムの舟」津村記久子著を読んで

芥川賞を獲った表題より、著者の受けたパワハラ経験が描かれているという作品に興味を持って読…

☆本#155 「サキの忘れ物」津村記久子著を読んで

多分書評で知って、初めて読んだ作家の短編集。 この中では、「Sさんの再訪」と表題が良かった。ほかはイマイチ...(あくまで個人的感想)。 前者は、数ページの作品。きっかけがあって、昔の日記を見るとSとイニシャルで友人のことを書いてるんだけど、周りにSが付く人が多くて混乱する。思い出していくうちに、離婚することを決断する。 決断のきっかけって、そういうときあるかも。 ちなみに、「サキ」とは読んでた本の作家の名前。アメリカのバイデン政権の広報の女性がサキという名だけど、おそら

☆本#154 「他人だったのに。」糸井重里著を読んで

著者は毎年「小さなことば」を選んで本にまとめているらしく、この本がそれ。 短文の集まりで…

☆本#153 「冷めない紅茶」小川洋子著を読んで

作品は表題ともう1編、ダイヴィング・ルーム。 残念ながらあまり好きでないタイプの話。 表…

☆本#152「灰色の輝ける贈り物」アリステア・マクラウド著を読んで

著者は1936年生まれのカナダ人。 漁師や木こりといった肉体労働をして学費を稼ぎ大学へ行…

☆本#151 「これは経費で落ちません 7」青木裕子著を読んで

悲しい作品を読んだ後、こういう小説は気分を上げてくれる。というか戻してくれる気がする。 …

☆本#150 「川のほとり」筒井康隆著を読んで

久しぶりに読んだ著者の作品は昨年逝った息子と夢で逢う私小説風。目を覚ましたくない気持ちが…

☆本#148,149 「ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ 上・下」A・J・フィンを読んで

著者はイギリス人で1980年前後生まれの男性。アメリカで編集の仕事をしていたとき小説を書き始…

☆本#147 「アメリカにいる、きみ」チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ著を読んで

ナイジェリア出身作家の短編集。 表題は読んだことがあるけど、ほかの短編も賞を獲ったり、評価が高かったの興味があって読んでみた。 この中に出てくるナイジェリアは、紛争があってシビアな状況も描かれていてるけど、未だにナイジェリアは渡航するにはキケンな国だった。夜になると、ヒトだけじゃなく動物も襲ってくるかもしれないらしい。場所によるとは思うけど。 ちなみに、ナイジェリアの国土は日本の2.5倍で、人口は日本の2倍以上。公用語が英語らしく、著者がイベントで流ちょうな英語だったのが納