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私が有料ニュースサイト「クーリエ・ジャポン」にハマったワケ(ハマったサブスク・その1)


ネットニュースを読んでいる時、しばしば「この先は有料です」という表示が出ている、いわゆる「有料記事サイト」に遭遇することがあります。

私自身「いちいち払ってはいられない」と感じ、どうしても読みたいと感じる記事以外は課金はしていません。全てを購入していたら、きりがないからです。

こうした有料記事サイトは、サブスクプランを設けているところが多いようです。月額定額料金を支払えば、そのサイトの記事が読み放題になるというものです。海外ではこの方法が日本よりも進んでいるのでは、という話を聞いたことがあります。そして、今後はこうした有料記事サイトが増えていくのではないかとも。

そうはいっても、すでに動画や音楽でサブスクにお金を使っているしなあ・・・と躊躇していた私ですが、4月に、ついに有料記事サイトに登録しました。「クーリエ・ジャポン」というサイトです。月額利用料は、980円(税抜)

なぜ私がここに登録してしまったか。
それは3本に1本は「ぜひ読みたい!」という記事があるからなのです。
これだけ自分の好みにマッチしている記事を配信しているのだからきっと楽しいだろうと登録したのですが、実際、この3ヶ月、毎日サイトに通い続けています。

過去記事まで読み放題になったので、もう、読み切れないほどの好きな記事に囲まれて幸せにおうちステイライフを過ごすことができています。

どうして私がこれほどハマったのかに、記事を紹介しつつ、今回触れてみたいと思います。クーリエジャポンは無料で読める記事もしばしば見かけるので私の紹介した記事が有料か無料かも添えておきます。(2020/6/21時点での情報です)


・世界各国の良記事が厳選されている!

クーリエ・ジャポンでは、編集部独自の記事も配信していますが、ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト、ブルームバーグ、それからフランス、スペイン、カナダ、イギリス、ロシア、中国など世界各国の媒体の記事を厳選して紹介しています。記事本数は1日に数本なので、超厳選と言っていいでしょう。

私たちは日頃、大量のニュースにまみれています。その中には関心を持てない記事もとても大量にあります。好みの記事を選び出すのはなかなか大変だし、ましてや海外ニュースはなかなか追いかけることができません。
私が登録した大きな理由は、新型コロナウイルスの世界の取り組みを知りたいというのもありました。そして毎日のようにその情報を得ることができました。それだけでも、世界中で対策を考えているんだという一体感や、多くの情報を得られて満足しています。


エマニュエル・トッド「外出再開せよ。高齢者を救うために若者を犠牲にすることはできない」(有料)
https://courrier.jp/news/archives/198895/#mark_id_37625

この記事はとても衝撃的でした。人口学者によるコロナウイルスについての考えが述べられています。日本も超高齢化社会なので、いろいろと考えさせられるものがありました。


私たちがこれから生きる「パンデミック後の新しい日常」(有料)
https://courrier.jp/news/archives/199289/#mark_id_38738

ニューヨークタイムズのこの記事は、なんと、サラエボ包囲で4年間街の中に込もらざるをえなかった人の体験談と今回のコロナウイルスの巣ごもりとを比較しています。サラエボで命の危険を感じながら4年も暮らした人のコメントは壮絶でした。


マルクス・ガブリエル「私たちは今、シミュレーションを生きている」(有料)
https://courrier.jp/news/archives/201866/#mark_id_42307

この記事もすごいものがありました。今回の感染症だけではなく、今後も100-200年のあいだに数十万人もの命を奪うような気候変動や生態系の乱れなどが起きるであろうと予測されているということも書かれています。


ちなみにクーリエ・ジャポンではSDGsに関する記事を積極的に掲載しています。貧困やジェンダーなど17のテーマ別にそれぞれに関連する記事を紹介しているのです。この姿勢にもしびれています。
https://courrier.jp/sdgs/


・知の巨人のインタビューが読める!

そして、クーリエ・ジャポンではしばしばノーベル賞受賞者などの世界の知の巨人たちのインタビュー記事が掲載されていて、これが本当に読み応えがあります。例えばビル・ゲイツさんがずっとワクチン開発の必要性を訴えていて取り組んでいたことを私は知らなかったですし。ものすごく頭のいい人たちが世界をどう捉え、どう予測しているかを読むと、世界が透けて見えるような気がします。

ビル・ゲイツに聞く「いま私たちがすべき重要なことを一つだけ挙げるとしたら」(無料)
https://courrier.jp/news/archives/197608/#mark_id_35706


新型コロナでノーベル平和賞ムクウェゲ医師が呼びかけ「犠牲を避けるには最速で行動すべき」(有料)
https://courrier.jp/news/archives/197296/#mark_id_35613


ノーベル経済学者「貧困撲滅には経済成長よりも貧しい人々の収入アップと教育拡充を」(有料)
https://courrier.jp/news/archives/202564/#mark_id_42881


・性の問題にも取り組んでいる!

クーリエ・ジャポンでは、タイトルだけでドキッとしてしまうような性に関する記事も時々掲載していて、ひそやかにそれも楽しみです。そして世界の最先端の性事情を知ることができるので、大変大きなヒントもいただけています。世界は広いです。各地でいろいろなことが起きていて、日本にはないスケールのものもあれこれあるのです。


これからは「スロー・ラブ」の時代へ パンデミックが変えた「男と女の駆け引き事情」(有料)
https://courrier.jp/news/archives/201690/#mark_id_41837

【全訳】「セックスと新型コロナウイルス」米ニューヨーク州保健局ガイド(有料)
https://courrier.jp/news/archives/195589/#mark_id_36756


「人はなぜ不倫するの?」セクシーなカリスマ結婚カウンセラーに聞く(無料)
https://courrier.jp/news/archives/82523/#mark_id_42991

出会い系アプリを使って1年間男と出会い続けた英国人脚本家は、ハリウッドで「男性の危機」を見た!(有料)
https://courrier.jp/news/archives/58318/#mark_id_43065


・有料サイトの時代が来るかもしれない


ざっとご紹介してきましたが、好みの記事がたくさんあり、自分にとってお値段以上の価値があると思えるのならば、サブスク登録するのもいいのではないか、いやむしろオススメだと思います。あちこちのニュースサイトをハシゴして好みの記事を探す手間が省けるのはありがたいことです。私も忙しい時はYahoo!ニュースのトップ記事とクーリエ・ジャポンしかチェックしない場合もあります。

大量に情報があるネットでは、クーリエ・ジャポンのように、良記事を厳選して紹介してくれる、記事ソムリエのような存在が、今後とても大切になってくる気がします。NewsPicksにもプロピッカーという、専門ニュースをクリップしてくれるかたがたがいますよね。

私の周囲ではNewsPicksの有料記事サブスクに登録している人が何人かいます。ビジネス系の最新情報がチェックできるので、こちらもヒントになることが多いのだと思います。

まずは自分自身の好みのサイトを探すことですが、そのうち見つけられると思います。なぜなら同じようなことが何度も続くと「ウー、またこのサイトの有料記事を読みたい。どうやらこのサイトは私と相性が良さそうだ」と気づいてしまうからです。多くのサイトは最初のうちは無料期間を設けているので、迷ったらお試し登録してみるのもいいかもしれません。


・おまけコンテンツ


クーリエ・ジャポンでは、作家の生きかたについての記事も多く、それもとても刺激になています。例えばこんな感じの記事があります。村上春樹さんについての記事もたくさんあるのです。


ヘミングウェイ、村上春樹、ヴォネガット…
偉大な作家のライフスタイルに学ぶ、在宅勤務で生産性を高める「4つのポイント」(有料)
https://courrier.jp/news/archives/195232/


なので「クーリエ・ジャポン」の記事の中から、

○物書きとして思わずチェックした作家や創作についての有料記事5つ

○私が熱心に読んだ性の問題についての有料記事5つ

を、参考までにご紹介します。

※記事タイトルとリンクのみで、解説はありません。

興味があるかたはチェックしてみてくださいね。

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