看護師1年生ヤマナカくん 2005/06/15➂
看護師1年生ヤマナカくん
2005/06/15 21:11:00
鎖骨にとった点滴のラインにクスリをいれるヤマナカくん(21歳)の手。
なかなかキレイな手をしてるでしょ。
このヤマナカくん、5日間ほど連続でワタシについてくれたので
すっかりなじんでしまいました。
背も高くなかなかのイケメン看護師くんです。
こんなにおクスリの入り口がジョイント(?)されています。
・・・・・まちがえないでねぇ。。。。
採血で、貧血気味・・・とでたワタシに”鉄分”の注射です。
うひっ、鉄分っておクスリも鉄色!!?
血液がさびませんかっ???ってカンジですよね。
(Dr)「レバー、好き?」
(み)「きらぁ~い」
(Dr) 「うん、ぼくもきらい・・・」
(み)「・・・・・」
こんな会話ののちに、上の注射も決定されたもよう。。。あぅ。。
頭の血圧の調整だかなんだかでおクスリを点滴していて、
そのせいで、尿の量が増えます。
そうすると、尿の量を抑える皮下注射をされます。
・・・・頭へのクスリをやめたらいいのに・・・と思っても
そういうわけにはいきません。これが大事。
2時間おきに尿の量を測ると、そのたびに皮下注射。
看護師1年生ヤマナカくんは、うれしそうに(!)、
小さな注射器を手にもって、
「尿の量が多いから注射しますねぇ~♪」とやってくる。
ほぼ2時間おきに皮下注射されるワタシの両腕には、
赤く針のあとがいっぱいなのでした。。。
・・・・・
ヤマナカくんが皮下注射が上手になったのはワタシのおかげ!!???
きれいな手、とかイケメン、とかっていうと、いまじゃ、セクハラ???でしかられちゃいますね。
男性の看護師さんがまだめずらしく、しかも新人ながらICUにいるとはっ!
先輩看護師さんのなかで、いろいろ習いながらお仕事されていました。
いっぱい注射をされた翌日、
先輩看護師さんが、わたしの看護日誌?をみて、その注射の数に
(看)「!!!!!!、みかりさ~ん!!!💦」
(み)「いっぱい注射されました~~~~泣」
ICUで一番仲良しになった看護師さん。
彼女が休みの日は、ヤマナカくんが注射の担当、みたいなことを話してくれていました。ヤマナカくんのれんしゅ、、、あ、経験にもなるし、ね。
尿の量が減れば、その注射をうつこともないのだけれど、大事な点滴の副作用のため、なかなかそういうわけにもいきませんでした。
ヤマナカくんはまじめにお仕事をしていただけなんです。えぇ、彼はちっとも悪くはないんです。えぇ、笑い話な感じです。
そのヤマナカくん。いまや、救急看護認定看護師。頼もしい存在です。
外来や病棟なんかとちがって気軽(いや、どこでも気軽にはいきずらいけど)に、声をかけにいけるところじゃないので、なかなか会えずにいます。
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