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令和PR、設立1年。この1年間の取り組みと現在の想いを綴りました

皆様、こんにちは。2024年5月18日、お陰様で、株式会社令和PRとして、無事に1周年を迎えることができました。これもひとえに、皆様のお力添えあってのことでございます。本当に感謝しています。
ここまでの紆余曲折あった1年間をnoteで振り返っておきたいと思っています。少々、暑苦しいかもしれませんが、是非お付き合いいただけましたら幸いです。


令和PRの立ち上げまで

私の人生の転機は、2022年8月。娘の出産でした。36年間、独身生活を謳歌していたので、出産を通じて母という役割が増えたことで、生きる価値観や時間の使い方は、大きく変わりました。それと同時に、もっと社会に対して、自分にできることは何か?を考えるきっかけとなりました。
出産後の育休期間を活用して、経営者・広報担当者・マーケ責任者…など、50人以上の方と1on1をさせていただきました。また、毎週、無料で、セミナーや「広報つながり会」を実施。多い時は150人ぐらいの広報の方にお集まりいただきました。
その中で、
・広報担当者:何が正解かもわからないまま、孤軍奮闘している
・経営者:広報が大事なのかどうかもよく分からない
このような声が多く聞こえてきて、この課題を解決したい、という思いを強く持つようになりました。更には、東洋経済の『氾濫するPR』でも取り上げられたように、まさにPRの概念は過渡期。令和の時代のPRを創っていくことが求められており、私もその歴史を創る1人になりたいという気持ちも沸々と湧いてきました。
そこで、2023年、X(Twitter)で知り合った丸山悠未さん(以下、丸山)と一緒に、「経営をPRで加速させる」というビジョンを掲げた株式会社令和PRを約半年間かけて立ち上げるに至りました。

立ち上げヒストリーは、以下のnoteをご覧ください。

令和PRの上半期(5-9月)

これを書くのもお恥ずかしいですが、会社を立ち上げたとは言っても、最初の半年間は鳴かず飛ばずでした。ぽろぽろとお問い合わせはいただくものの、商談相手の方に、PRの価値をご理解いただけないまま、「今じゃないかもしれない。またその時が来たら…」と言われ、なかなかご支援に繋げられない時期が続き、営業力の無さを痛感するような時期も長く続きました。企業からすると、リソース不足や広報人材育成の課題、そもそもの経営上の意思決定において、PR導入のタイミングが必ずしもマッチしていない、という場面があるのだということを経験する日々でした。

ただ、元々、リクルート時代の後輩が立ち上げた営業代行会社のPR支援は、令和PRの立ち上げ当初からのお付き合いで、SaaSプロダクトのPR、記者会見、取材対応、メディア寄稿、プレスリリース作成、SNS勉強会、SNSの数字モニタリング…など、その時その時に応じて、柔軟に対応させていただきながら、全力で向き合ってきました。その会社が、徐々に事業が大きくなることを、傍で体感させていただくことは非常にワクワクしたことを覚えています。

また、それと並行して、7月には、広報担当者、経営者、メディア関係のリアルな交流な場『PRの未来を語る会』を開催させていただき、100名以上の方にお集まりいただくことができました。身の丈以上の集客数で、驚くと同時に、私たちが、いかに多くの皆様に支えられ、応援していただいているのか、ということを実感する機会であり、本当に感動した次第です。お集まりいただいた皆様、本当にありがとうございました。

2023年7月に実施した『第1回:PRの未来について語る会』

当時は、丸山も私も、本業で正社員として広報を行いながら、副業で令和PRを行っている状態。「次はこんなことに挑戦してみよう」「提案の仕方はこのように変えてみよう」などと、土日や深夜も含めて、毎日やり取りをしていたように思います。私たちの強みは、何もないこと。だからこそ、捨てるものなんてない。やれることは色々と挑戦する精神でやってきました。

ただ、Xでは元気いっぱい・キラキラとした自分を表現しながらも、目の前、顧客数は全く増えず、利益はほぼ出ずでした。PR支援の会社を運営される経営者の方に、集客方法・提案方法・支援内容などを聞かせてもらい、令和PR流では、どんな仕組みでやっていくのかを思考する日々。内心は不安と迷いの連続で、暗中模索の状態でした。「このまま、やっていけるのだろうか…」そう思っていたのは、事実です。
そんな中、転機は、秋口でした。

令和PRの下半期(10-3月)

「もう四の五の言っていられない」そう思っていた矢先、昔からよく知っている物流会社の社長と家族ぐるみで食事をしている際に、PRの大切さを熱く語っている私を見た社長が「PRかぁ、大事だよな!よし!うちもPRやるよ!」とご決断いただき、PRのご支援が始まりました。

ここから、立て続けに、様々なお客様との取引きが始まっていきます。コンサル、保険会社、映像クリエイティブ、ボイスコマース、ディープテック…など。従業員数も5000人~5人。PR支援の内容もバラバラ。色々な企業のPR支援が、一気に始まり、顧客数が増えていきます。

変えたことは、提案方法です。
私たちとほぼ変わらない規模のPR支援会社の社長と会話をすると、受注が決まってから、広報戦略・目標設定を行う、と聞くことが多かったのですが、私たちは、顧客への提案段階から顧客理解を深め、広報の目的を定め、広報戦略を描き、目標設定まで落とし込んだ内容を提案するスタイルにシフトしていきました。丸山はとにかく優秀で、その設計に長けており、本当に感謝しています。

目の前のお客様に対して、できることは全てやる、そんな気持ちで、向き合い続け、上半期は、2人で戦略設計から手を動かすところまで、全て対応してきました。ただ、さすがに下半期には、キャパシティがあふれたこともあり、仲間を募り始めます。

▼令和PRの掛け替えのない仲間

・PRコンサルタント
・ライター
・デザイナー
・メディアプロモーター
・映像編集
・HELP YOU(アウトソーシング)をお客様として利用

下半期には、「令和PRの一員」として加わってくださる皆さんが増えて、感無量です。私一人で出来ることなんて、たかがちっぽけで、こういった仲間の強み・得意・好きが増幅することで、会社全体のパフォーマンスが上がっていくことが身に染みてよく分かるようになりました。
そして、今でも、株式会社ニットの社員として、HELP YOUの広報を行っていますが、令和PRではお客様としても利用しています。ライティング、デザイン、資料作成、リサーチ、分析などなど。お客様になってみて見える自社の強み・弱みがよく分かり、これもまた面白い体験です。

▼PRにも注力

・平日毎日配信している音声メディア:Voicy
・自己ブランディング:X(Twitter)
・有料ワークショップ:『広報が経営参謀に近づく5Days ワークショップ』
・メディアゲストに向けたピッチ会:『メディアブリッジ』
・メディアへのネタ情報提供:『ネタデリ』
・広報担当者、メディア関係のリアルな交流な場『PRの未来を語る会』
・Xのスペース→Podcast:『おやすみ前の最近どうよ!?令和PR』
・公式YouTube内対談企画:『MIGIUDE』
・令和PRの情報を漏れなくお届け:『公式LINE』

顧客対応の傍らで、顧客以外の皆様にも、何か少しでもお役に立てることが出来ないか?とイベントを企画・実施したり、SNSを活用したりして、努めてきました。そのイベントでも、多くの方が、「ボランティアで手伝うよ!」「うちの商品、景品に使って!」とサポートしていただき、本当にたくさんの方に支えられて今があると実感する機会でもありました。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

2024年3月に実施した『第2回:PR・メディアの未来について語る会』

以下、令和PRのSNS。良かったら、のぞいてみてくださいませ。

▼YouTube

▼Podcast

▼Voicy

▼公式LINE

最後に

本当に、周囲の皆様に、感謝の1年でした。
私たちを信じてくださるお客様をはじめ、仲間のみんな、メディア関係者の皆様、応援してくださるたくさんの方々…とても感謝という言葉では表せないほど、感謝しています。

私は、きっと経営者には向いていない。
決断するのも怖いし、長けた才能や能力があるわけでもない。
だからこそ、令和PRに関わってくれている仲間の存在が本当に心強いし、逆に言うと、その仲間の幸せを創ることが、私の使命だということも、この1年を通じて感じた次第です。

この1年間は役員報酬0円でした。売上・利益が伸びていくのか不安だったのが最大の理由ですが、ものすごいお金を儲けたいと思ってこの令和PRを立ち上げたわけではなく、利益が出たら、それを仲間に還元したり、投資に回したりすることで、更に会社として成長させたいと思ったことが大きいです。ただ、それでは覚悟が決まらないので、2年目からは、そのシミュレーションがきちんとできるような計画を立てることも勉強していこうと思っています。

そして、最後の最後に、家族へ。
私が好き勝手、仕事に取り組めているのも、家族の支えがあってこそ、です。一番、身近なチーム。家事や育児は偏差値30ぐらいですが、それでも、愛情と健康だけは、これからも大事にしていこうと思っています。

経営をPRで加速させる

いつも明るくポジティブに、聡明に、時に「美佳さん、それは違うと思います!」と的確に意見をくれる丸山。
2人で、創業当初に掲げた会社のこのビジョン。もはや合言葉でした。そして、重かった。「PRは経営を加速させるための手段」そう置いて、私たちの価値は何か?何ができるのか?何が足らないのか?それを自問自答する日々でしたし、これはずっと問い続けるのだと思っています。

2人でちゃんと撮影した唯一の写真(笑)

丸山の存在に支えられた1年間。丸山も自分の会社を設立して、お互いに経営者という立場で、この事業を運営しています。このスタイルも、令和の働き方を体現しているようで、とても興味深いなと思っています。

2年目も、仲間のため、お客様のため、応援してくださるたくさんの方のために、PRを通じて、世界をより良くしていくことに、邁進する所存です。

まだまだ未熟な私です。是非、多くの皆様のお力をお借りしながら、世の中をより良くしていきたいと思っています。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

2024年5月20日
株式会社令和PR
代表取締役
小澤美佳

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