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未病戦略振り返り2020

少し早めですが、2020年の振り返りをしてみたいと思います。我々のミッションは、『日本に未病産業を立ち上げること』です。

未病産業は全くの未開拓領域ですし、誰もそのための方法を知りません。
最短距離はどこにあるのかを常に探しているわけですが、最短距離はだいたい最長距離の道で泥まみれになって到達した後に振り返ると見つかるもんです。

さて、この一年でできたことと、できなかったことを振り返ってみました。

【2020年でできたこと】


・HQCアドバイザーが50人増えた
→週3で開催しているウェビナー(1年で100回以上開催)からの一定の集客モデルが完成した
→コロナ渦で講座をすべてオンライン化したことで全国にアドバイザーができた

・チーム未病としての専門領域の幅が明らかに拡充した
→管理栄養士、看護師、医師、エステティシャン、理学療法士、薬剤師、臨床検査技師、鍼灸師、整体師、心理カウンセラー、妊活支援、パーソナルトレーナー、美容師、セラピスト、飲食経営、経営者、治療院経営、野菜製造、保険営業、その他多数

・HQCアドバイザーのコミュニティ化
→受け身ではなく、主体的に発信してもらう仕組みを組み入れたことでアドバイザー間のコミュニケーションが増え始め、インタラクティブな空気感が生まれ始めた
→これから独立を目指す同志を応援するために起業塾のエッセンスを組み入れた
→オンラインサロンの構成を参考に分科会のエッセンスを入れ始めた

・未病を相談できるポータルサイトFucho.meのリリース
→オンライン保健室の構想を具現化した
https://www.fucho.me/


【2020年でできなかったこと】

・健康経営支援営業(toB戦略)
→打席にはたくさん立ったが空振りの連続、残念ながらほとんどの企業にとって健康経営はプライオリティーが極めて低い
→戦略的撤退をすることにした
→諦めたわけではない

・大手企業との業務提携
→問い合わせはちょくちょく来るし、打ち合わせもするがスピードが遅すぎて話にならない
→焦らず待つ


今年一年は確実に前進はしましたが、常に焦燥感のある一年でした。

スタートアップ企業として最短で勝利するためには、やっぱりホームランを狙いたい。そのためにバットを思いっきり振り回したが、どうにもこうにも全く当たらない。

振り回してみて気づいたこと。

振り回していたバットが木製バットだったということ。これじゃ、メジャーリーグでホームランを打てるはずがない。

そこで『選択と集中』

これをしました。
結果、今自分たちにできることは細かくヒットを打ち続けること。打ち続けることでバットが洗練され、そして来るべきタイミングにホームランを打つための準備に集中しました。

これを意識するようになったら、驚くほど暇になりました。無駄な営業は辞めたし、交流会にいくことも辞めたからです。

そして緊急性が低くて、重要なことに集中した結果、それは自分の人間性に真っ正面から向き合うことになりました。

ひたすら自己分析をして、弱いところを洗い出す。自己啓発本をたくさん読み、高額なコーチングも始めました。一匹狼では、組織のリーダーにはなれないと気づいたからです。

BBQ型コミュニティの重要性

時代は、個人の時代に移り変わり、コミュニティの重要性が拡大していきます。昨今のオンラインサロンなどの動きをみてもコミュニティの価値はこれからますます上がっていくと思われます。

従来のピラミッド型構造ではなく、BBQ型の構造の組織を構築していくことが大切だと考えています。

我々の一番の資産はヒトです。


我々の理念に共感し、集まっていただいた同志であるHQCアドバイザーの皆さんです。これは足し算ではなく、掛け算で、アドバイザーの人数が増えていくごとに明らかに空気感が変わってきました。

我々は、このBBQでひたすら火を起こし、野菜やお肉や魚が焼けるような最高の炭火を提供していきます。ただこの炭の入れ方に色々工夫が必要なわけで試行錯誤してます。

今できることは何か?もっと何かできることはないか?

と焦る毎日ですが、結局この地味だけど欠かすことのできない火を起こし続ける工程を続けるしかないのだと思います。すると野菜を切るのが得意な人や、お肉にとても詳しい人、魚の釣り方に詳しい人などが集まってきます。
そして、近い未来それはキャンプファイヤーのような大きな炎となってさらにたくさんの人が集まり、それが未病産業の狼煙となると考えています。

火のないところに煙は立たないのです。


ヘルスケアビジネスの難しさ

ヘルスケアビジネスって、一番難易度高いんじゃないかとつくづく感じる毎日です。きちんとした健康づくりの知識がなく、気づかない間に病気になって、薬漬けになって悪循環から抜けられない人は驚くほどたくさんいるのです。

そして健康格差は、経済格差に直接起因するのではなく、その先にある情報格差だということです。知らないものを怪しいやら、怖いやらで思考が停止して臭いものには蓋をしようとする人間臭いところが不健康の根源となっているということです。これにメスをいれていくことをしているので、まぁまぁ無理ゲーに挑戦してます。

そんなわけで体感としては早くて5年から10年は未病産業創造にかかると思います。しかも地味です。新しい概念を普及させるって難しいなーとぼやきながら、手足をばたばたさせてこれからも匍匐前進を続けます。

本年も大変お世話になりました。
来年からも引き続きよろしくお願い申し上げます。

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