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おっちょこちょいブルース

「またやってしまった!」という出来事。
母に送金するはずのお金(何ヶ月も働かないと!くらいの大金)を誤送金してしまった。入出金を確かめたら相手先に見知らぬ男性の名前。
あわてて銀行に電話をして組み直しをしたものの、戻ってくるかどうかは相手次第らしい。神様お願いします!
娘に「あーもーダメ。カーカー(私のこと)はなんでこんなに鈍臭いねんやろ。家も建てられへんわ〜」と嘆くと、キリッとした目できっぱりと「戻ってくるやろ!そんなん。取ったら犯罪やん。訴えたらええねん。」と頼もしい。

頭真っ白事件はもう懲り懲りなのに、またも起こって、いや起こしてしまった自分が情けない。ヒコーキをミスること4回、みんなに払うお給料がはいったカバンを落としたり、父の遺産相続で何千万もの請求書が来たり(財産放棄して乗り切った)離婚の時のあれこれや、労働組合からのあれこれ。今でも思い出すと胃が捩れてくる。
今回は悪い人じゃなければ多分返してくれるだろうけど、この私のある意味運の悪さからすると、悪い人、もしくは行方不明とかありえるかもしれない。いや、数々の修羅場を潜り抜けてこれたから、運がいいともいえるけど。
とりあえず、母に電話をして「ごめん!送金失敗した。ちょっと待ってて!」と言うと、「おかあちゃんも昔、旅行代金を間違って送金したことがあるねん。気持ちはわかる。きっと帰ってくるで。それまで待ってるわ。」と返事。
父が事業で何億も失ったことがあるのを思い出し、さぞ辛かっただろうなぁと思うと涙がでてきた。
「大したことない。いつものことや。地道にコツコツがんばろ。」という自分とあの悪夢のような感覚がフラッシュバックするのが交互に訪れて来て、昨日は眠った気がしなかった。
切り替えて、朝からてくてく歩いて銀行へ行って残りの用事をすませて、サクサクと明日からの営業の準備にとりかかった。仕事があるのはありがたい。

ふとメールを開くと、昨年買ったPanasonicの除湿機が欠陥品らしく、交換のお知らせだった。数年前にはiphoneが欠陥品で交換してもらったし、その前にはDysonの掃除機が欠陥品で交換してもらった。使った後に新品に変わるのだからいいけど、作った責任者は頭真っ白だろう。

おっちょこちょいは私だけではないってことだな。(やってることのレベルは違うけど)

昨日読んだ本に書いてあった「腰は引かずに重心を乗せる。」
腰が引けると転倒するけど、前に重心をもって行くと右にも左にも曲がれる。
自分の前に重心を持って行こう。


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