見出し画像

お絵描きの延長

月末に近づいてくると「あ、そろそろカレンダーを書かなくっちゃ」と、課題に追われる学生のような気持ちになる。
やっていることは違っていても気持ちは美大生の頃と同じで、取り組み始めるのがなかなかだけれど、イメージを膨らませて、そのうち「それ」が見つかったら楽しい気分に変わってくる。

ミアズの始まりの頃に、営業日とサンドイッチのメニューとコラムとイラストを組み合わせて1枚の紙(昔は両面にみっしり)書いたのが始まりだった。もうかれこれ30年近くになる。もう書くのをやめよっかなぁ?と思ったこともあったけど、ある意味書いてしまった方が楽なのだ。
なんやかんや言うても「今まで」よりも「これから」の方が断然短いから最後まで書くつもり。今やカレンダーの顔となった鶏さんや猫さんもいることだしね。あ、そうそう、この鶏さんたち、書いた途端に生命力を持つんだよなー。この感じ自分が作るパンやサンドイッチたちもそう。私の手から離れたら、独立して歩いていく感じ。これが面白いところでもある。
しかし、改めて見てみると私はかなりクレイジーやなぁ。よくやってるわ。まぁええけど。

なんかわからんけど、自分の中に先生と生徒がいるようなもの。自分で課題を出して自分で答える。評価も自分。そういうものを世の中にだして自分を確かめたくなる。少しでも「それ」が伝わったことがわかったら、ガッチリ固まったボールのようなものが少しずつほぐれて緩んでくる。
やがてふわふわと飛び出して空気に溶け込むように広がっていったら解放ってとこかな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?