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祝・ドイツ代表選出!ティム・クラインディースト選手の経歴とプレースタイルを紹介! FOKUS Bundesliga!!! #20

ティム・クラインディースト

Tim Kleindienst
所属クラブ:ボルシア・メンヘングラードバッハ
生年月日:1995年8月31日(29歳)
出生地:ユーターボーグ,  ブランデンブルク州, ドイツ
身長:194cm 利き足:両足
23/24シーズンのリーグ戦成績:33試合 12得点 3アシスト

1. 経歴

ユリアン・ナーゲルスマン現ドイツ代表監督から自身初の代表招集を受けたクラインディースト。彼のキャリアは決して順風満帆ではなかった。

ブランデンブルク州コットブスをホームタウンとするFCエネルギー・コットブスのユース出身のクラインディーストは、2013年12月14日のフォルトゥナ・デュッセルドルフ戦でブンデスリーガ2部デビュー。

翌2014/15シーズンにはコットブスの選手として3部で13ゴールを挙げる活躍を見せ、2015年5月、20歳のときに当時2部のSCフライブルクへ移籍した。

しかし当時のフライブルクではエースのニルス・ペーターゼンが絶頂期を迎えたこともあり、出場機会が得られず。2016/17シーズンは2部のFCハイデンハイムにレンタルされ、27試合に出場して7ゴールを挙げた。

2017/18シーズン、満を持して当時1部のフライブルクに復帰したクラインディーストは12試合の先発出場を含む22試合に出場するも、記録できた得点はシーズン終盤の2ゴールのみだった。

出場機会を失ったクラインディーストは2019/20シーズン、当時2部のFCハイデンハイムに完全移籍を果たす。すると第1節ホルシュタイン・キール戦で2ゴールを挙げるなど、リーグ戦で14ゴールを挙げる活躍を見せた。

「才能ある長身のドイツ人ストライカー」として再び脚光を浴びたクラインディーストは、2020/21シーズンにベルギーの名門KAAヘントへの移籍を決断。しかし563分の出場時間で記録した得点はわずか1点だった。

2021/22シーズン、再びFCハイデンハイムに復帰したクラインディーストは15試合で11ゴールを挙げた。しかし圧巻だったのは、翌2022/23シーズン。32試合で25ゴールを記録し、クラブ史上初の1部昇格に貢献したのだ。

とくに第21節のFCニュルンベルク戦では圧巻の4ゴールを挙げた。左足で決めた2発とヘディングでの2発の計4発は見事というほかない。第25節のカールスルーエSC戦でもハットトリックを記録した。

クラインディーストの勢いは1部でも止まらなかった。第3節ドルトムント戦でのPKの得点を皮切りに、シーズンを通じて12ゴールを挙げたのだ。とくに第28節ホームでのFCバイエルン・ミュンヘン戦での2発は印象的だった。

フランク・シュミット監督率いるFCハイデンハイムはクラインディーストに加え、ヤン=二クラス・ベステエレン・ディンクチが猛威を振るい、シーズン通算50ゴール55失点を記録して8位でシーズンを終えた。

素晴らしい活躍を見せたクラインディーストは2024年夏、ボルシア・メンヘングラードバッハへの移籍を決断。2024/25シーズン第1節では、昨シーズン王者のレヴァークーゼンに得点するなど活躍を見せている。

2. プレースタイル

クラインディーストは様々な能力に優れた、多彩なセンターフォワードだ。

彼の特徴として最も目を引くのは、194cmの身長だろう。相手と競り合うことができるため、最前線でのポストプレーなどから攻撃の起点となれる。また長身ながら走力があり、スピード面で不利な状態に陥ることが少ない。

その上で豊富な得点パターンを誇るのが、クラインディースト最大の武器だ。両足で遜色なくシュートを放つことができ、とくに右足でのミドルシュートは強烈。

当然、長身を活かしたヘディングでのゴールも得意としており、走り込みながら逸らすように得点するなど、相手ディフェンダーが対応しにくい手段も持っている。

総じて相手選手が対応しにくい多彩さを武器とするのがクラインディーストだ。前線からの守備意識もあるため、起点となった後すぐにプレスに参加できるなど、プレーの幅広さはドイツ代表でも重宝されるだろう。

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