「意識が変わると、世界が変わる」を考える
ミラーニューロンて、ありますよね。
他人の行為を観察する時に活性化する、脳の一部の、あれです。
最近改めて思うのは、認知の外側で、明かされているよりもずっと細やかなセンサーで、ごく微細なところまで分析してるのでは、と。
トラウマ治療以前の私は、無自覚に、虐待者(家族)と迎合し、彼らと一緒になって、私自身を貶めていました。
当時は、ぼんやりしていると、私をやり込めたり下に置きたがる人とばかり、関わってしまっていました。
思い返して思うことは、彼らは、私のそんな自虐的なところを、言動や態度から詳細に読み取って、いわばスキャニング→ミラーリングしていたのかもな、と。
もちろん、彼らにもともと素質があってのことだと思います。
きっと、マトモ(あえてこの言葉にします)な人達にも、同じくらいかそれ以上、出逢っていたのだと思いますが、そういう方々はきっと、そんな不健康(こちらもあえてこの言葉で)な関係には興味がないので、そっと離れていったのでしょう。
トラウマケアが終わり、自分を虐げることをしなくなると、攻撃的な人と出逢わなくなりました。
時々は、あてこすったり、いわゆるイジリのような発言をしてくる人もいますが、一瞬で悟ったようにやめ、それ以降繰り返されることはありません。
過去の私は、そういう人達のそんなジャブに対して、同調するような、歓迎するような、だらしのない反応だったのだと思います。それは無意識の、ごく些細な反応だったので、私自身も相手も、意識の上では気付いていなかったのだと思います。
そうやって、本人すら知らない内に、共謀関係が結ばれていったのでしょう。
人間関係における、信頼だったり、逆に困難だったりは、言動によるものよりもむしろ、見逃したことすら気付かないような、内側から滲み出る小さなあれこれの、積み重ねなのかもしれないと、考えています。
そんな事もあって、これまで以上に、常日頃から、自分の内側へ問いかけることを、続けていこうと思いました。