達観は言い過ぎかもしれないけれど

次のフェーズに入ったような感じがしています。
今まで来たことがない場所です。

心の地面が安定していて、なんだか穏やかな感じもあり。

気付いたタイミングはおそらく、先日音楽を聴きに行った時です。
悲しい歌とかではないのに、心にすうっと染み込んできて、涙がするっと流れてきました。

自分のことを繊細とか言うのはどうかという気持ちもありますが、この繊細としか言いようのない感受性では、私の過去の症状と呼ばれるもの、解離をはじめ、傷つかない為の虚言や誤魔化しや演技などなどは、仕方がなかったというか、そうするしかなかったんだなあ、と自然と思えてきたのでした。

過去の過ち、トラウマから解放されるまでに膨大な時間がかかってしまったこと。それでも、その時々で、できることはしたんだと、自然と思えました。
そして、ふっと軽くなりました。

同時に、家族についても同様に思いました。彼らもまた、きっと、彼らの弱さという制限の中で、できるだけのことをしてただ生きていたんだろうな、と。
それで何か現実が変わる訳ではないし、この先も彼らと会うつもりはないけれど、過去は過去で本当にもういいや、と思えてきました。

彼らに対する怒りや憎しみを充分感じ尽くした末に、ここに来れたのだと思います。