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「絵本日記」【からあげビーチ】


【からあげビーチ】
さく:キリーロバ・ナージャ
え:古谷萌 五十嵐淳子
発行所:文響社

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ニヤニヤ、爆笑した絵本

待ちに待った夏休み。
からあげ家族は、「べんとうかー」に乗ってビーチにやって来た。
タコや大豆ミート。里芋やハラール(※)など、そこには世界中からたくさんのからあげが集まっていた。

衣はジッパーで離着できるとか、発想が柔らかくてツボがいっぱい。
絵もポップで好き。

爆笑してるばかりではなく、ちゃんと大切なメッセージもある。
考え方や、体質、宗教(ベジタリアン、アレルギー、イスラム教)などで食べない、食べられないものがあるということを楽しくわかりやすく教えてくれる。

みんな違うのは当たり前、それは個性だと。

著者はご両親の転勤で6ヵ国の地元校で多様な教育を経てきた。
その中で、何事も絶対的な「ふつう」は存在せず、誰もがユニークなところを持っていると気づいたそうです。

食べ物のお話だけではないと思いました。
無理にみんなと一緒じゃなくていい。
むしろ尖っているところがあるほうがいいんじゃない?
相手の思いを尊重して自分を大切にする。
難しそうだけどとっても大事。

(※)豚肉やお酒などか食べられないイスラム教の方でも安心して食べられる食べ物のこと

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