できないことを「できる」と言ってしまった結果どうなるのか
できると言い切ってしまう経験
あなたはムキになってできないことを「できる」と言ってしまったり、面接などで受かりたいがために「できます」と断言してしまったことはありませんか?
冷静に考えられる人なら、「できないことをできるっていうなんておかしいでしょ」と思えるかもしれませんが、案外「言ってしまうこと」ってあるんです。
私自身、新卒の就活の時は話を盛りすぎちゃって、「できるひとだ!」と思われて採用されちゃったなんてこともあるし、友人にみえを張りたくて「誇張」しちゃうことがありました。
大人になれば落ち着いてきて、正直に物事を伝えられるようになりましたが、「背伸び」したい時期が若い時ほどたくさんあって、とにかく「できること」をメインに強くなんでも主張しすぎていました。
嘘をつくとどうなるか
でも、できないことをできると伝えることは嘘なので……(笑)
あとから色々問題が発生する訳ですね。その時の面接や友人の評価ではできることにより結果として「合格」がでるのですがその時のみです。
私の場合、新卒の会社に「内定を貰えること」を目標として考えて、受かってしまった訳です。だから、私のできないことを「多少できる」と伝えて上手く「できる人」を演じていたのですね。
また、これがはっきりと「プログラミングができるんです」みたいに伝えるんじゃなくて、「できるっぽい」感じにするのが就活のコツだと思っていました。(嘘はさすがにはっきり言えないから(笑))
確かにできるプログラミングはできるんだけれど、全然できない部分もあって……全部できるっぽくうま~くやんわり雰囲気で伝えていたのです。ハッキリ言わずに。
でも、結局、「このひとこれくらいはできるんじゃないか」と思われてしまったら、本当の自分と相違ができます。
面接官は内定を伝えた後、適性を見て「何処に配属させるか」を決めます。できる人ならレベルの高い部署に入れるし、できないひとならその人に合った部署を検討します。その人が上手く働けるように、上司となる人にアドバイスもしておく。そして、人員配置も考える。
あなたの面接次第で働く仲間の性格も変わるかもしれない。
つまり、「その人に合った」部署を面接での情報で面接官は探してしまうので、あなたができないことを「できる」感じを出しちゃってると、あなたの「できないことが多い」部署に配属される可能性もあります。
面接官はあなたに長く働いてほしいから適切な場所を選んでいます。
でも、それがマッチしていなかったら……もったいない。私はあまりできないことまでを「できる」感じに伝えるよりは、「そこは難しいかな」と思わせるのも入社後の為に必要な技かなと思っています。
もし、それで不合格ならその企業とは運が無かったんだなと考えればいい。だって入社後に苦労するよりは、自分に合う企業を見つけた方が先の為にはいいから。
なので、転職活動をするときは結構正直に伝えるようにしました。あらかじめ、得意なことと苦手なことをはっきりと自分で整理し、話せるようにしておくのがいいと思います。
できないが重なると続かない
できないことが積み重なると人間は疲れますし、ストレスも溜まりますし、周りに怒られますし、恥ずかしくもなりますし、苦労します。なにより、よっぽど強い人でない限り自信が無くなりやすい。
もちろん、経験を積んで成長できたらそれはすごいことです。でも、頑張ってできることと頑張ってもできないことってちゃんと人には別れてあります。
私が大事だと思うのは頑張ってもできないことを理解しておくことです。
「これができたら重宝される、でも私には無理だ」と時には諦めも大事です。そして、諦めた時にはもっと自分の得意に目を向けるようにしましょう。
人は得意なことほどやれば伸びるし、得意なことほど自分を大きく活かせるようになります。得意の方が大事なのです。
でも、苦手を無理し続けるほど、嫌な感情が溜まり「何のためにこんなことやっているんだ?」と感じてやりがいを失っていきます。
そして、できないことをできないままとにかく頑張った時、身体の疲労も心の苦しみも大きくなっていき、自分でもよくわからないまま「仕事を辞めている」なんてことはよくあります。
その仕事は楽しいですか?
私が実際そうだったのですが、仕事を辞めた時に思ったことは「この仕事楽しくなかったな」でした。苦手なことばかりで何にも楽しくなかった。褒められることも少なかったし。
でも、転職した先が全部が全部自分に合っていた訳ではありませんし、発達障害から上手くいかないことも多かったですが、自分の得意しかない仕事と出会った時はとにかく楽しかった。
得意なんだから、出来ることも多い訳で、褒められることも多く、怒られることが少ないんですよ。極端だけど単純に考えても、得意ならできやすいし、苦手ならしにくい。できるなら褒められるし、できないなら怒られる。ですよね?
だから、最初に無理をして背伸びをして「できる」っていってしまうと後から楽しいことが減っていくことを覚えておきましょう。友人関係でも、いいところを見せたくて、もしくは勇気が無くて「知ったかぶり」をしていれば「本当は知らないじゃん」と後からバレて面倒なことにもなるし、「知らないのに話を合わせなければいけない状況」が生まれます。
できないことを伝えるその時は勇気のいることかもしれません。「できません」「知りません」と言った後の周りの顔を見るのはドキドキします。
でも、相手はそれであなたの「適正」も見てくれている訳です。
だから、案外正直に言うことで自分らしい楽しい未来が待っていたりするものです。あなたに合った楽しい付き合い方や働き方が見えてくるのではないでしょうか?
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