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美味しいコーヒーが飲みたいことを、小説っぽく書く。

 今日は1週間の始まり、月曜日。なぜか月曜日が始まる夜は寝付きが悪い。Spotifyで『眠る』と検索して流れてきた、いかにも寝そうな曲を聴きながら、やっとの事で眠りにつくことができた。でも、なんだか今日は朝早く目が覚めてしまって、それでも7時くらいだけど。今日はずっと気になっていた純喫茶に行くことにした。

 でも朝早く起きたのにベットから這い出ることが全くできなくて、30分、いや40分くらいずっとiPhoneと両思いだった。それで話は突然変わるが、深夜に新しく冷蔵庫を買ったけど(先週冷蔵庫が壊れた)ちゃんと注文できているか不安になって、私はすごく重たい女なので会社に問い合わせメールを送ることにした。最近はこのご時世のせいで電話対応していないらしい。でも24時間いつでも問い合わせられるから便利だ。

 メイク動画を見ながらちょっと濃いめにメイクして、その間にバナナとオートミールでクッキーを作った。洗面所からもわかる香ばしい匂いで、あ、もう少し焼いたら焦げる!と思って意図的ではない半顔メイクが施された顔で、ドタバタとオーブンを消しに行った。クッキーはどうしても冷めるまで待てない。あったかくて柔らかいうちに全部を食べ切ってしまう。冷めてカリカリした方が美味しいのは知っているんだけどね、それができない。そう思って準備をしながら、さぁ純喫茶に行こうと思ったところで、目覚ましがわりの白湯を全く飲んでいなかったことに気がついて、ほぼ水になっていた白湯をぐびっと飲み干した。朝、目覚め1番で白湯を飲むと、お通じが良くなる。

 靴紐がほどけていたけど、早く喫茶店に行きたい私は、紐が結んでと言っているのを無視して喫茶店に足を急いだ。お客さんは私しかいなくて、お店自慢のブレンドコーヒーと、セットで頼めるトーストとゆで卵のサービスを頼んだ。朝にゆで卵が出るなんて、名古屋に旅行に行った以来の経験。

 最近はコーヒーをゆっくり飲める時間がとても大好きで、直近1週間のうちにコーヒー抽出器具を2つも買った。ひとつ目は、楽天スーパーセールで買って、豆も引く器具も一緒に買った。二つ目はこの前の土曜日に、元バイト先であるカフェに行って、ずっと欲しかったワンカップコーヒーメーカーを買った。それはガラスで作られたグラスの上に、ひとまわり小さいステンレスのカップがはまっているという構図で、粗挽きされたコーヒー豆をいれて、お湯を注ぐと4分くらいでコーヒーを淹れられるという優れものだ。洗うのも楽だった。

 私はそうやって自分に合うコーヒー抽出器具を探しているけれど、結局プロに任せるのが1番美味しいなぁということを考えながら、茹で卵に塩をかけた。

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