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土日が仕事じゃなければ、そんなことを考えてしまうなんて

私ね、親友の結婚式に参加できなかったの、でもね、その日から3年経った今もその子とはすっごく仲よしなんだ。だからそう不安に感じなくて大丈夫。

私のいまの働き方は平日休み。

世間が明日から仕事かと嘆く日曜日の夜、私は明日から休みだと一人うきうきした夜を過ごしている。

平日休みは人混みがあまり好きではない私には案外合っていた。カフェは休日より断然過ごしやすいし、たまにいく料理教室も美容院も予約がとりやすい。

でもここ最近、いまの働き方をふとしたときに思い悩むようになってしまった。

わ、このイベント気になる。今年もあのマルシェやるんだ。花火大会いいな、蚤の市いきたいな。

そんなわくわくとともに開催日を確認して、やっぱり、とがっかりすることが多くなってしまったからだ。ないものねだりなのかもしれないけれど、それが私が思う平日休みの弊害。

そしてもうひとつ、心の中にずっとつっかかっていることがあった。それは友人の結婚式。中学からの親友、長い付き合いになる大事な友人から「結婚式を挙げるからこの日空けておいてね!」と先日連絡があった。

素直に嬉しかった、ただ気持ちはあるけれど実際のところその子の結婚式に参加できるかはまだ分からない。ちょうど仕事のウェディング装花と日にちが被ってしまい、絶賛交渉中といったところ。

大事な友人の結婚式に参加できないのか、平日休みってこういうときネックだな。やっぱりカレンダー通りの休日が何だかんだでいちばんなのかも、そんなことをぼんやり考えては落ち込む日々。

***

先日、そんな嘆きを顔馴染みの店主さんに吐き出してみた。

職を変えつつもずっと平日休みの働き方をしている店主さん。彼女ならこの気持ちをどこかで感じたことがあるかもしれない、そんな期待も込めて。

そして店主さんは「そんなあなたにこの言葉をあげる」という前置きとともに冒頭の言葉をくれたのだ。

私ね、親友の結婚式に参加できなかったの、でもね、その日から3年経ったいまもその子とはすっごく仲よしなんだ。だからそう不安に感じなくて大丈夫。

店主さんの横にいたおなじく顔馴染みのスタッフさんも、そうそうと私を安心させるかのごとく優しい笑顔で頷いていた。

それにね、結婚式には参加したけどいま連絡をとっていないなんてこともあるんだから。もちろん当時は親友の結婚式に参加できなかったことでだいぶ落ち込んだけれどね。参加できなかったから関係が途切れるなんてことはないんだよ、だから安心して。

それにね、イベントごともいきたかったら土日に休んだって構わないんだよ。休んじゃいけないなんて思わなくて大丈夫、素直に休みたいんですって交渉してみてね。

その言葉をもらって、すっと心が軽くなったような気がした。

小さなことで悩みがちな私。そういうときは同じような立場で一歩前を進んでいる人生の先輩に話してみるのがいちばんの解決法なのかもしれない。

***

もちろん親友の結婚式に参加できたらそれに越したことはない。けれど、もし休みの都合がつかなかったとしても、そのことでいまの働き方や仕事を嫌になったり思い悩みすぎないようにしよう。

平日休みの働き方をはじめてまだ半年経っていないくらい。時間の使い方、休日の楽しみ方、だんだんと自分なりのやり方を見つけていくのだろう。

いまはきっとそれを模索中で、平日休みのいいところも悪いところも享受しながら一喜一憂しているだけ。

無理せず、自分の素直な感情を大切に、いまの働き方とうまく付き合っていこう。

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