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花に関わる働き方がしたいに舵を切ったら理想が現実に、2023年振り返り

あけましておめでとうございます、そんな挨拶とともに私も仕事始めの日を迎えた。

31日までつづく繁忙期を乗り切ったら年始休み、あともう一踏ん張りだ。そう自分を鼓舞しながら過ごしていた昨年末が、もうすでに懐かしく感じる。1週間あった長期休暇もあっという間に過ぎ去っていってしまった。

そんな感想とともに綴りはじめてみた2023年の振り返りnote。

このnoteは2023年はどんな年にしたいのか、そうわくわくと思い描いていた一年前の自分にあてた報告を兼ねたお手紙でもある。

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花に関わる働き方がしたい、舵を切った2023年。

2023年が明けたばかりの頃、私はフローリストを目指して職業訓練校に通っていた。そのときの私にとってフローリストは「こんな働き方ができたらいいな」という理想の姿。でもそうなるためのスタートラインに立つのは容易ではない、話には聞いていたけれどなかなかにニッチな業界を選んでしまったのだとその現実をひしひしと感じていた頃だった。

そう、花き業界に足を少しだけ踏み入れたのが、ちょうど一年前のこと。

そしてのちに社員となる花屋に初めて足を運び、週末だけのアルバイトとして働きはじめたのが2023年の1月。ずっと「いつかやってみたい」という遠くの存在だったフローリストという働き方が、この日から手が届きそうと思えるくらいに近くの存在へと変わったのだ。

それから数ヶ月後、私はフローリストとして一歩を踏み出すことになる。けれど、スタートラインまでの道のりは順調とは言いがたいものだった。

会社を辞め、職業訓練校に通い、週末は花屋でアルバイト。それが当時の私。

花に関わる働き方がしたいという想いをエネルギーに、ずっとここまで進んできていた。その強い想いがなければ、こんなに思い切った行動はできていなかっただろう。

それなのに2月に入って少し経ったくらい、私はこのままこの道のりを進んでいいのだろうかとエネルギー切れを起こしたかのように足を止めてしまった。

自分はどうしたいんだろう。覚悟を決めて新しい一歩を踏み出したはずなのにその覚悟が不意にいなくなってしまった。自分の中にあるはずの本音が分からなくなってしまったのだ。

このときの私はただただ泣いてばかりだった、もがいていたな。当時のことを思い出すと少し心が痛む。

「自分はこれからどうしたいのか、分からなくなってしまいました。」

現実から逃げるようにして、訓練校終わりに一時間以上かけて好きな喫茶店へ足を運んだ雨の日。私はだいすきな店主さんの声に安心したのか、思いのままに心のもやもやを吐き出していた。

すると二回りも上の彼女はこう言葉をかける。

「花き業界に行くかどうかを悩む時期はもう終わっているの。あなたにとってのそれは前職を辞めたとき。そのときたくさん悩んで花に関わる働き方がしたいという答えがでたから、退職してフローリストを目指して進みはじめたんでしょう?だからもう同じことで悩まなくて大丈夫。」

ああ、私は人に恵まれたようだ。彼女に胸の内を明かしてみてよかった。

この言葉に励まされ、私は花に関わる働き方がしたいという想いを手放さずに済んだ。

この時期は心身ともにしんどかったけれど、この苦しみがあったからこそ私は「やっぱり花に関わる働き方がしたい」と覚悟を決めることができたのだろう。

フローリストとして成長したい、それが2024年の抱負。

あれから半年が過ぎ、五月から二年目にはいる。

なにもかもが初めてのフローリスト一年目、不安だらけだった母の日も年末の繁忙期も無事乗り越えることができた。

それは経験という名の自信へと変わっていく。

花屋における一年の流れ、花屋での季節の移り変わり、見たり真似たりやってみたりしながら少しずつ自分の中に取り込んでいく日々。まだまだ分からないことだらけ、うまくできないことだらけ、そんな自分に落ち込むこともあるけれど「頑張りたい」と思えることだから、いまも「頑張る」を続けられている。

そして2024年はフローリスト二年目にはいる年だ。

まだうまくできないからと逃げるのではなく、できるようになりたいからこそやってみる。花束もアレンジメントも、自信をもって提案ができるようになりたい。その場でさっと仕上げられるフローリストになりたいから、いまはとにかく頑張ってみるんだ。

それが2024年の仕事における抱負。

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さあ、今年はどんな一年になるのだろう。

去年は自分事にいっぱいいっぱいで、たくさんの人たちに支えられた一年だった。だからこそ今年は少しずつまわりにそれを返していきたい。

ずっと自分に向けられていたベクトルを今度は「まわり」へ向けていこう。

今度は私の番、自分のことだけでなくまわりの人たちも大事にできたら。

それを個人的な今年の抱負としてここに綴ってみる。

恋人とお揃いのダウンを着て江ノ島へ
彼と恋人に戻ったのも2023年の大きな出来事

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そんな抱負を綴っているのが本来は出勤日であるはずの朝。新年早々、甥っ子から強力な菌をもらってしまったのか風邪を拗らせてしまった私。

ついに声がまったくでなくなってしまい今日は大事をとって休みをもらった。どうしたものか、職場にも恋人にもたくさんの心配をかけてしまっている。

あれ、年が明けて数日、すでにまわりの人たちに支えてもらっているのではと若干の申し訳なさを抱えているのだけれど、はやく風邪を治すことが今の私にとって最大限のお返し。

やりたいこと、頑張りたいことがたくさんあるからこそ、体調管理もちゃんとしなきゃだね。

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素直に気持ちを吐き出せる場所としてnoteは私にとって欠かせない場所。

読んでもらえる、反応をもらえる、そしてなんとフォロワーさんになってもらえる。そんな嬉しいことはない。

昨年よりも投稿数を増やしたいなと思いつつ、今年も自分のペースで想いを綴っていけたら。

どうぞお付き合いよろしくお願いします。


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