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人生が海路ならそこに明かりを届けたい

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人は誰も生涯という海を旅している。航海の途中には、闇に包まれた夜もあるだろうし、何も見えない嵐の日もあるだろう。そんな長い海路に、灯台の明かりのように光りを灯したい。それが私の「…
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記事一覧

大人の恋は思っていたよりずっと純情だ。

最近はまっている漫画は、丸岡九蔵先生の『陋巷酒家』。近未来が舞台のSF立ち呑み屋漫画なのだ…

欲望は「他人の真似」からしか生まれない。ルネ・ジラールの模倣(ミメーシス)理論

親や先生や上司から認められて、怒られないようにする。友達に一目置かれて、なおかつ嫌われな…

自分で撮った好きな写真を独り占めしないで出してみる。

noteには「みんなのフォトギャラリー」という機能がある。自分が投稿した画像を提供すると、他…

長く読まれる物語には、書き手自身の日常が強く滲み出ている。

アメブロで書いている記事をいつかまとめて本にしたいなと思っていて、でもアメブロで書いてる…

見知らぬ人も誰かに愛されている人間なんだ。

「私なんか」って言う人が嫌いだった。 だから、自分も絶対にそういう言葉は口に出さないよう…

女だけど「おれ」という一人称を使い続けてきた理由。

2010年にTwitterを始めたタイミングで、私は自分の文章の中で「おれ」という一人称を使うよう…

はるかなる航海のはじめに

人生が大きく変わろうとしているとき、自分の「名前」もまた、変わる。 「野原海明」と名乗るようになったのは、2009年のことだった。親戚も友達も、誰ひとり知る人のいない鎌倉の街。まるでリセットボタンを押すみたいに、私はこの街に越してきたんだ。 誰も私のことを知らないから、ずっと名乗りたかった名前を言ってみた。野原海明(のはらみあ)。それは、中学生の頃の私が自分に与えた名前だった。あれから10年が過ぎて、もはや自分の本名が、遠い他人のもののように感じる。 そして今また、自分

航海を始める前に~出版に向けてnoteを再出発します

しばらくお休みしていたnoteですが、再出発します。自分の書いた本を新たにこの世界に生み出す…